ネットニュースでタイトルを見つけて飛んでいった。
「くいだおれ人形」の食堂が7月8日に閉店へ
道頓堀の名物がひとつなくなるんですね……さ、寂しいっ。
去年の夏にネットの一部で盛り上がった、この話題。
今、大阪で話題のスポット『ウラ・くいだおれ』とは?
「くいだおれ一族」の謎に迫る
そう、「くいだおれ人形」といえば「わて、泳げまへんねん」エピソードを脊髄反射的に思い出す自分は、14年も関西で暮らしてました。関西を離れてすぐに、ナニワの象徴的なシンボルがひとつ消えてしまうのは寂しいです。
こういうネタが関西らしくて好きなんだけどなぁ……「くいだおれ一族」の今後はどうなるのか、これもニュースになるでしょうか。
「くいだおれ人形」の食堂が7月8日に閉店へ
大阪名物「くいだおれ人形」で知られる大阪・道頓堀の食堂「くいだおれ」が7月8日に閉店することが8日、分かった。建物の老朽化などが理由という。
食堂「くいだおれ」は、昭和24年に創業者の山田六郎氏が開店。翌25年に赤白のストライプに眼鏡をかけた「くいだおれ人形」こと「くいだおれ太郎」を設置。大阪の賑わいの象徴的な存在として人気を集めてきた。
「くいだおれ太郎」について、同店では「昔からのお客さまがいらっしゃるので、くいだおれらしく華々しくフィナーレを迎えたい。(人形については)それが済んだらゆっくり考えたい」と話しており、人形の今後については「未定」だという。
道頓堀の名物がひとつなくなるんですね……さ、寂しいっ。
去年の夏にネットの一部で盛り上がった、この話題。
今、大阪で話題のスポット『ウラ・くいだおれ』とは?
ところで、お話を伺っている間、お店の片隅でただならぬ存在感を発している人物がいてずーっと気になっていたのだが……実は、この店にもシンボルキャラクターがいたのでした。彼は元祖くいおだれ太郎のいとこで「くいだおれ楽太郎」なるお方とのこと。窓辺になにげなく座っているので、最初ド派手なお客さんかと思いましたよ……。
大阪では8月25日より『世界陸上』が開催されるが、開会式に本家「くいだおれ太郎」が出場するのでそれを見るために放浪の旅から帰ってきた……というコンセプトだそう。白×赤のしましまアロハシャツにレイをつけ、手にはウクレレ、丸メガネをかけて鷹揚に微笑む顔はさすが親戚、「くいだおれ太郎」とそっくりです。うーむ、楽太郎さん……ハワイを放浪なさっていたのでしょうか? 昨日までアラモワナ・ショッピングセンターで買い物してました……といわんばかりのイデタチと、どこかゆったりとした物腰がひと味違う余裕を感じさせます。
「くいだおれ一族」の謎に迫る
すると、「うちはあくまでも味で勝負している店なので、人形のことばかりが取り上げられるのは本意ではないのですが……」と前置きしたうえで、実はくいだおれ太郎には「くいだおれ次郎」なる弟がいると教えてくれた。
次男が登場したのは平成2年。「バンザイ」をするのが特徴で、普段は人形宿舎で休んでいるが「皇太子ご成婚」や「関西国際空港開通」など、ここぞという時だけ「おれの出番だ」と店頭にしゃしゃり出ては「バンザイ」をするという目立ちたがりキャラ。
365日、毎日店頭に立って地道に「くいだおれ」をアピールする長男・太郎とは違い、なんたる要領のよさでしょうか……。
しかしながら、太郎もマジメ一本槍というわけではなく、平成4年の阪神タイガースの優勝争いの時には川に投げ込まれないよう、あらかじめ浮き輪と水中メガネを装着し、「わて、泳げまへんねん」と道ゆく人にアピールするお茶目な一面も。
そう、「くいだおれ人形」といえば「わて、泳げまへんねん」エピソードを脊髄反射的に思い出す自分は、14年も関西で暮らしてました。関西を離れてすぐに、ナニワの象徴的なシンボルがひとつ消えてしまうのは寂しいです。
「くいだおれ太郎」……長男。くいおだれ本店の店頭に毎日いる
「くいだおれ次郎」……次男。「バンザイ」が得意で、国民的行事や大阪のお祝いごとの時だけ登場
「くいだおれ楽太郎」……兄弟のいとこ。洋行帰りで、「ウラ・くいだおれ」のマスコット的存在。
「くいだおれの親父」……創業当時の伝説キャラ。不評のため、闇に葬り去られる
こういうネタが関西らしくて好きなんだけどなぁ……「くいだおれ一族」の今後はどうなるのか、これもニュースになるでしょうか。