朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

比叡山の紅葉、根本中堂

2010-11-10 | 京都の文化(秋)
一番あざやかな紅葉は、根本中堂に降りていく坂道の手前、鐘楼の下にある木でした。



本堂の周辺はまだもう少し色づきが不足でした。



今年はどんな紅葉が楽しめるでしょうか。






帰りは、坂本ケーブルで滋賀県側に降りて、雄琴温泉の日帰り湯を楽しんできました。



坂本の日吉大社、今回はまだ紅葉は今一歩でした。



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元三大師堂

2010-11-09 | 京都の文化(秋)
黄緑から黄色、鮮やかな赤色に程よく色づいた楓がこのお堂の境内にありました。



お手水脇の水路の水面が空と紅葉の木を反射しています。



魔よけの絵馬でしょうか、こんな額が奉納されています。



阿闍梨になるための修行は大変な荒行です。その時にはきつぶしたわらじなんでしょうか。



このお堂に奉られているのは、天台宗比叡山の中興の祖、良源。またの名を、元三大師、あるいは角大師とも。



この骨と皮だけの姿絵が、魔除けとして広く信仰されています。

おみくじを始めてそれを広めたのもこの大師さんだとのこと。





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比叡山の紅葉、横川

2010-11-08 | 京都の文化(秋)
秋が深まってきました。

週末です。天気が良いので紅葉見物に出かけることにしましたが、平地のお寺はまだ早いようなので比叡山に行きました。

叡電、ケーブルカー、ロープウェイと乗り継いで山頂へ。そこからシャトルバスで、一番北にある横川(よかわ)に行ってみました。ここには初めて参詣します。

バスの終点で降りると、観光協会の人たちが「紅葉まつり」イベントで呼び込みをしていました。ガラガラと回転する抽選器でのくじを無料サービス。幸先よく、「抹茶」が当選。



ラッキー。あじゃり餅もついてきました。この焼き餅菓子は大人気で、最近の京都土産の定番になりつつあります。

参道に並んでいる大きな絵と文字の看板で、親鸞さんの伝記を勉強しました。その後は、日蓮さんの伝記でした。なるほど。このような絵解き解説は、わたしのような人間にはいい勉強になります。



数分歩くと、横川中堂の下に到着です。堂々たる朱塗りのお堂です。



お堂の中からの景色。





この境内には、西国三十三所のお寺の本尊を石仏にして随所に安置してあります。



きれいな仏様です。蓮の花を持っておられるので、この横川中堂の本尊と同じ聖観音菩薩でしょうか。



これは恵心堂。一番奥に静かにありました。まだ青い楓が多い。

このあたりまで来ると、本当に人が少なくて凛とした雰囲気が漂っていました。



戻る途中に梵鐘があって、自由に突かせてもらえました。

ご~お~ん~ん~~

~~~~

ところで、「紅葉狩り」と言いますが、なぜ「狩り」なんでしょうか。

昔は、もみじの枝を折って、鑑賞したり、肩に掲げて持って帰ったりしたようです。日本舞踊や歌舞伎の場面でもそんなしぐさがあります。「狩る」は取るの意味、イチゴ狩り、ぶどう狩りなどで使われていますから。

今は、そんなことをする人はいなくなりました。

(つづく)
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花市場

2010-11-07 | 外国の風物
さらに歩いていくと、路上マーケットが現われました。



果物、野菜など食品のテントが歩道一杯に並んでいます。



その先に、フラワーマーケットがありました。



もう2、300メートルくらいの区画全体がこんな状況でした。各店舗は専門に分かれてて、仏壇ようの黄色い花、蘭、バラ、緑の葉っぱなどなど。

タイの人々は生花を飾るのが好きです。もともとは仏像に奉げるためでしょうか。



歩きくたびれたので、タクシーを拾って帰りました。タクシーが安いので助かります(3~4キロ、30分くらい乗っても300円以下)。
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キャノンフォトマラソン

2010-11-06 | 外国の風物
ワット・アルンからは渡し舟で戻って、中華街方向へ歩いていきました。夕暮れとなってきましたが、曇りなので景色のコントラストはありません。



バンコク名物のツクツクを撮ってみましたが、この写真の逆、乗り物に焦点が合い背景が流れる風にはいきません。三脚で本体を固定しその回転軸を使って狙わないと無理でしょうか。手持ちでも光がもっと明るければうまくいったかもしれません。次回には別の動くもので練習してみましょう。

歩いていくと、大きな建物の庭でなにかイベントの開催があり「キャノンフォトマラソン」の掲示がありました。



驚くほど多くの若者が、支給された白いポロシャツに番号の入ったライセンスワッペンを付けて集まっています。



キャノンが主催したカメラ撮影大会でした。高価なデジタル一眼レフと望遠レンズレンズなど交換レンズ、三脚などをもっています。こんなにもカメラファンがいるのです。そういえば、この日は他の場所でもこの白ポロシャツとワッペンを良く見かけました。

作品審査とその発表を待っているようです。

経済成長で中産階級の人々が着実に増えている一つの証拠です。昔の銀塩写真時代のカメラ趣味に比べれば、機材、フィルム、現像、印画紙など、お金が少なくても楽しめるようにはなりましたが、彼ら彼女らの持っている機材は10万円以上はしますから。
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ワット・アルン

2010-11-05 | 外国の風物
BKK観光名所も少し紹介します。

チャオプラヤ川の船からは眺めたことはあったけれど、現地を見学したことのなかった「暁の寺」に行ってみました。 三島由紀夫「暁の寺]の小説の題名になっています。(「豊饒の海(三)」、通販で買って読んでみます)



水上バスで行ってみました。出発はBTSサパーンタクシン駅近くの船着場。14バーツ(40円)。

タイ北部で数日前から豪雨があり、洪水に被害が拡大しています。そのためこの川の水量も増えていて溢れそうでした。



この寺の対岸にあるティアン船着場で降り、3バーツを払って渡し舟に乗り換えます。



本堂の前には、青鬼と白鬼の像が門番しています。




境内に入ると、塔が大きすぎてカメラのアングルに収まりません。



石と装飾タイル、そして石像がびっしりと組み込まれています。





川の向こうに王宮の寺院、ワット・プラケオの屋根が見えます。





塔のかなり上まで登れますが、その石段は大変に急峻でした。



ヒンズー教の影響なんでしょうか、妖艶なレリーフがあります。



カメラのシャッターを押してあげたタイの二人の女子が手を振っています。デジタルカメラを新しく買ったのでしょうか。自分たちを写すことがとても楽しいらしくて、いろんな場所で、ポーズをとってお互いに写しあっていました。

この国の人たちは、自分を綺麗に写すことが好きなようです。

Facebookという米国のSNSがあります。このFacebookもタイ語での書き込みができるようになっていて、iPhoneなどスマートフォンをつかって、やたらと自分の写真とリアルタイムの書き込み(twitterのようなつぶやき)が盛んです。

日本のブログやSNSは、自分の顔写真を掲載する人は、タレント以外にはほとんどいません。

この国や米国、中国では実名、自身の写真で、情報を発信するのが普通のようです。最もspamやストーカー防止のため、電話番号と住所は開示しません。


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アバイ・オペラ劇場(カザフスタン、アルマトイ)

2010-11-04 | 油彩水彩画、雑誌の表紙
 旧ソ連の共和国、広大な面積を有し北はロシアと東は中国に接する。石油やウラン鉱など地下資源が豊富で経済成長が著しい。
 国土の大部分は砂漠と草原であるが、アルマトイは天山山脈の麓にあり風光明媚。
 街には日本人に似た顔立ちの人が多い。詩人アバイ・クナンバエフを記念したオペラ劇場があった。(ITUジャーナル Nov. 2010)

 2007年10月の記事はここ

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エラワン寺院

2010-11-03 | 外国の風物
バンコクは、今年2010年の4月から5月に政治デモ騒乱があり数週間の間、商業地区一帯が反政府側に占拠されました。

その地区の大きなビルも放火や破壊がされて商店の多くは、反対派排除後も営業再開に長い時間がかかりました。



BTSスカイトレインの駅から眺めた景色です。300メートル位先右手のビルはショッピングモールでしたが、大きな被害を受けました。伊勢丹も入っていたビルです。既に半分くらいは営業再開していますが、線路に近い部分はまだ黒焦げで工事中でした。



これは、エラワン寺院です。信心深いタイの人はデモ隊といえども寺院は大切にしたことでしょう。この日も、お参りをする人で一杯でした。



タイ舞踊の奉納も以前と同じ。



大きな寺院では、むき出しの生あしや、ノースリーブはご法度ですが、ここは許されるようです。



門前で売っている小鳥籠を買って、雀を放す人がいました。生類哀れみの功徳でしょう。



そこで思ったのですが、雀を捕まえて籠に閉じ込めて門前で売っている人には、その分、罰が当たるのでしょうね。
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老人問題

2010-11-02 | 外国の風物
バンコクの話題のつづきです。

外国に行ってもあまり観光名所には行きません。一度は行った場所が多くガイドブックのグラビアを確認しにいってもしょうがないので。時間ができれば街中を散歩して、おやと思うことをメモかわりにカメラで写しています。スケッチ、描画の取材のつもりもあります。



価格的には中の上クラスのホテルに泊まりました。30階建て高層ビルのホテルで、その22階で広く清潔な部屋、テレビはNHK、CNN、BBCなどが映り、インターネットは無線LANが無料でした(ただしネット接続性はpoor)。プールもあったのですがのぞいただけで入りませんでした、白人の女の子とお父さんがジャグジーとプールで遊んでいました。

この写真でビル間の少し遠く、右手に見える「ルンピニ公園」を散歩しました。



広い都心の公園で、いわばバンコクの「日比谷公園」といったところでしょうか。

平日午前中のせいか、園内にはシニアの人が多かった。

リハビリの歩行運動には、ちゃんと同伴の支援者がいます。・・今思ったのですが、これも「医療ツーリズム」か高額私費治療システムによるもので、この杖の老人の方はお金持ちなんでしょう。



タイでは、どこの町角にもある屋外仏壇ですが、この公園にもありました。

その前のテーブルに十人くらいの老人たちが集って導師のもとにお経をあげていました。導師がたたく木魚の音が響きます。



こちらはご婦人たちのおしゃべりです。お菓子や飲み物を広げていました。男性たちが新聞を広げて静かに読んでいるベンチもありました。



ダンベルや鉄棒などが野外にころがっていました。



なんと、屋外の筋肉トレーニング場でした。

女性の方がトレーニングしているところを、ムキムキ筋肉の男性がアシストしています。



こちらでは、太極拳の練習のようです。

ざっくりとした観察では、総じて、華僑系の方ばかりで、タイ系やインド系の方はほとんど見かけませんでした。アフリカ系のやや若手の男性が筋トレ場には一人いましたが。

健康志向は、中国方面ルーツの方々に多いようです。


※(追記)

ついでに、ワニ(トカゲ?)の写真。




~~

友人のブログに、地方都市での老人コミュニティ活動の様子が書かれています。それを読むでいると、そんなところに入っていく勇気がでません。

多くの日本の老人たちも、ここBKKの公園での活動のようにお経、青空会話、リハビリ、筋トレなど外で明るく行動できないものでしょうか。

日本の公園、まして日比谷公園や新宿西口公園(ホームレスはいる)、京都御苑(ここや皇居前広場は特別で「むさくるしい老人は排除」かな)では全く見かけませんね。

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バンコクの大学生

2010-11-01 | 外国の風物
チュラーロンコーン大学での学術会議に参加しました。

キャンパスでのスナップです。女子学生は白いブラウスとプリーツスカート、皮のベルトが制服のようです。ベルトの後ろ真ん中にスチールクリップを挟んでいます、なぜでしょうか?



この大学の先生に聞くと、1年生はこの制服着用が義務だとのこと。でも校内のほとんどの女子がこの服装でした。



名君といわれた王様の名前をもつタイで最も歴史のある大学ですから、上級生もあえてシンプルな服装でプライドを表現しているのでしょう。



昼食時の風景です。

気温は28度くらいでした。雨期がほぼ終了し湿度が下がったので木陰にいると快適な季節です。



学生センターのクリーニング兼制服販売店。



植物学の実習でしょうか、ノートを持った学生が十人くらい先生を囲んでいました。


帰りの地下鉄の駅ではこんなシーンも。



彼女は英語版の経済学教科書とノートを重ねて、さらに片目の回りだけ黒い白犬の小さい縫いぐるみも抱えていました。

~~

チュラーロンコーン大で女子学生の数が多い。この国の事情に詳しい方によれば、この大学は法学、経済学、経営学など文系に強い学校であることと、もう一つは、優秀な男子は国軍の大学校に進学する人が多いためとのこと。軍の中でえらくなるほうが、文系の公務員になるよりも、キャリアとして有利なようです。

日本では「優秀な」高校生の多くが、医学部に進学するようです。どちらも国レベルとしては問題があると思いますが、いかがでしょうか。
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