http://the-liberty.com/article.php?item_id=12655
《本記事のポイント》
- 政府は「情報銀行」の創設に向けて取り組み
- マイナンバー制度と組み合わせて国民「監視」の動き
- 監視社会は全体主義国家への道
政府は、通信販売の購買履歴や医療機関での診療記録といった、個人情報を一括管理する「情報銀行」の創設に向けて取り組みを進めている。年内には、観光や医療、農業分野で実証実験も行う予定だ。
情報銀行とは、企業や公共機関が個別に保有する個人情報やデータを管理し、本人の同意を得た上で企業にデータを提供して手数料を得る民間の事業のことを指す。
政府は個人情報の活用によって経済を活性化したいとして、民間企業が情報銀行を創設する際の指針案の検討を進めてきた。政府のIT総合戦略本部は、24日に中間とりまとめを行い、3月に最終案を示す見通しだ。
1億2千万人「総管理社会」へ
情報銀行の活用により、企業はよりニーズに合った商品を提供でき、個人はそれらを享受でき、消費者と生産者双方にメリットがあるという。しかし、情報技術に詳しいジャーナリストの森健氏は、24日付の毎日新聞夕刊で、個人情報を集約しようとする政府の動きに対し、このように疑問を呈している。
「個人の情報を一括管理する事業に国が関与するメリットは、突き詰めれば資産なども含めた国民の管理。便利になると思いますが、個人にとってどれほどのメリットなのか疑問です」
実際、2016年から活用が開始されたマイナンバー制度について、政府は、18年から預金口座への適用を始め、21年をめどに義務化することを検討している。
こうして、マイナンバー制度で国民の資産を監視し、情報銀行で国民の嗜好や行動傾向を把握することによって、政府は容易に国民に消費活動を促し、税金を徴収することができる。結局のところ、これらの情報統括制度は、国民を全て監視したいというものだ。
自由の精神を失っていく日本
情報漏えいや、内部関係者による情報の不正利用、データ管理組織の利権化など、さまざまに懸念の声が挙がっているにもかかわらず、具体的な打開策もないまま、政府はマイナンバー制度に続き、情報銀行の構想を推し進めている。国民を「管理」することで、より円滑に国家経営ができると考えているのだろう。
しかし、政府による「管理社会」の行き着く先は、少数の中国共産党員が13億人の国民の生活を管理するような全体主義国家だ。民主主義国家としての自由の精神を忘れていく日本政府に、警鐘を鳴らさねばならない。
(片岡眞有子)
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マイナンバー制を役所での手続きが楽になるってありがたがってた馬鹿がいた。しかもそういう馬鹿は反対意見をものすごい躍起になって否定してくる。ただの馬鹿なのか?考えようによっては、そっち側の人間がネットで言論封鎖して回ってるとも取れる。
マイナンバー制や通販購入履歴や診療記録など政府に管理しといてもらいたい、という人にだけサービスとして与えるならばまだわかるですよ。だけど、強制的に全国民にそうさせるというのはやっぱりやり過ぎた管理社会だと・・思いませんか?これ?嫌な人は大勢いるはずです。このほかに自分の口座まで管理されていくんですからね。
こうしたことを国民に問わずに一方的に進めるというところが安倍政権の怖いところです。
そもそも、他人になんでそこまで知られなきゃならないのかって話。親にだってそこまで知らせないでしょ?
これ止めさせないと、日本の行く末ろくなことにならないですよ。
一番怖いのは、国民全体が「それで仕方ないんだ~」で流されるのがとても危険なんです。管理されることに慣らされるというのは、例えばレプロのような悪質事務所に縛り付けられて「生きるためにはしょうがないんだぁ~」と、かつての清水富美加さんのように自分を麻痺させて生きていくのと同じようなものです。
そして、そうした国はある日、中共が攻めてきても「しょうがないんだ~」で簡単に制圧されてしまいます。そうなれば自分の個人情報もアノ中国人にだだ漏れということになりますよ。その前に日本の総国民管理体制が整えば中国お得意のサイバー攻撃だって日本に集中的に来ることでしょう。
早く幸福実現党に入ってもらわないと誰にも止められないようですね。
ちょっと「情報銀行」で検索していろいろ出た中でNEVERまとめをチラッと見ただけでもやっぱりおかしな話なんです。
https://matome.naver.jp/odai/2146355948497407101
JR東日本はJR東日本は、名前や住所を匿名化しており、個人が特定される恐れはないとして、IC乗車券Suica(スイカ)の利用者に事前説明しないまま、乗車履歴などのデータを日立製作所に販売していたことが明らかとなりました。
民間企業が蓄積したビッグデータの活用が広がるなか、情報の提供先を個人が把握できるようにし、個人情報の無断使用の防止にもつなげるとして2年後の利用開始を目指していると。この「情報銀行」を進めるIT総合戦略本部の本部長は安倍首相です。
ただ、「情報の提供先を個人が把握できるようにし、個人情報の無断使用の防止にもつなげる」のはいいんですけど、すべての個人情報データを一元管理したら、一つが漏れたら全てが漏れてしまうという大きなリスクが潜んでいることは間違いないんです。
Suicaの乗車履歴どころじゃ済まなくなるってことです。
絶対に漏れないシステムなんて有り得ません。
悪用されることもあります。
さっきも言ったように中共など近隣諸国にずかずか踏み入って侵略するような国にサイバー攻撃される恐れもあります。
コンピュータなんて所詮はそうしたもんです。どんなに先進技術を進めても、必ず攻略されてしまう。そんな不確かな物体に大事な情報を全て管理させるというのは考え方がもうおかしい。
管理してもらいたい人にだけ提供して、いらない人の事はほっておいてもらいたい。
そういった自由性が無くなるのはなんだか日本らしくないです。民主主義ともいえない。
だいたい政府が経済を活性化させる必要なんてないんですよ。経済は自然と活性化するものです。管理して活性化させるものではない。本来自然の流れである経済にたいして頭のよくない人間の手を加えたらどこかで反作用がきますよ。
早く安倍政権のこうした管理政策に釘を打ってくれる政治家を国会に送り込まないと、私たちお馬鹿に縛られる縛られ地蔵ですよ。