一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

「24」シーズン5

2006-01-17 | よしなしごと
47thさんのブログを拝見していたところ、アメリカでは今日から始まったとか。

シーズン4はレンタル開始早々見てしまったのですが、だんだん道具立てが派手になってきますね。
"Political Correctness"のためかテロリストがだんだん独立系犯罪組織や狂信的集団になってくる一方で、道具立てが1作ごとに派手になってくると、テロ活動の資金源はどこにあるのか、などだんだんリアリティがなくなってくる感じがしますが、その分時間に終われながらも次から次へのどんでん返しのスピード感のある展開で強引に引っ張っている感じです。

でも(ネタバレになるので言いませんが)、回を重ねるごとにジャックの強引な行動と強引な正当化が目に余るようになっているところが気になります。
味付けを濃くしていかないと飽きられるからなのか、FOX TVの方針なんでしょうか。

細かい話ではジャックの携帯電話の電池は何であんなに長持ちするのか、とか建物図面をもとに突入するけど役所に図面を届けたあとに改装してたらどうすんだろう、とか、衛星から建物内の地下の人物の赤外線を感知するのって技術的に不可能じゃないか、とか、いろいろあるんですが、アラさがしも楽しみのうち、ということでしょう。


自分としては「24」よりは「ER」の方が好きです。

ERⅩは大半が見逃してしまったので再放送を見ているのですが、今日はいきなり戦車がでてきてびっくりしました(この回です)
出てきたのは退役したM60戦車だったのですが、常に最新鋭の兵器のショウルームのような「24」に対抗して「ウチだってこれぐらいはできるぞ」というところを見せたかったのでしょうか。
まあ、通算でドラマの中で亡くなった人の数は「ER」の方が勝ってる(?)かもしれませんが・・・


「24」や「ER」をみると、日本のTVドラマに比べて手間隙とコストのかけ方が圧倒的に違うのはなぜなんだろう、といつも思います。
まあ、この2つは大ヒット作だからなんでしょうが、セットの作りやロケの大規模さ、登場人物やエキストラの数など、一桁違う、という感じです。

そもそも広告収入が日本に比べて多いのか、DVD販売などの二次著作物の収入が多いのか、地方のCATVなどへの配信収入が期待できるのか、ERをみるとワーナーブラザーズの専属俳優をまとめて安く雇う契約をしてるんじゃないか、とか、単に日本のテレビ局が効率優先で予算が少ないのか、とか、素人なりにいろいろ考えちゃうんですが、収益構造に根本的な違いがあるのかもしれません。
コメント
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