一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

大相撲「賭博」問題

2010-07-05 | よしなしごと

年寄りは昔のことはよく覚えているようで、親と話していて大相撲の野球賭博の話になったら、大鵬も昔は「田岡」(山口組三代目)って書いた化粧回しを締めてた、と言っていたので、本当かい?と調べてみたら こんなのこんなのがヒットしたので、どうやら事実らしいです。

昔はおおらかだったんですね。  


今回の相撲協会の処分にしても「賭博」に焦点が当てられていて暴力団排除が前面に出てきていないのは、突き詰めてしまうと、いつの時点から暴力団と縁を切ったのか、関係は今に始まったことじゃないだろう、いつ以降はアウトなのかという線引きをせざるを得なくなってしって、親方は全員アウトということになってしまうからなのかもしれないなぁ、などと思っていたところに、野球賭博関係の処分が決まったようです。

【大相撲野球賭博】琴光喜、大嶽親方を解雇 理事長代行に村山氏
(2010年7月4日 19:48 産経新聞)  

特別調査委員会(座長=伊藤滋・早大特命教授)からの謹慎勧告を受け入れた武蔵川理事長(元横綱、三重ノ海)の代行には、調査委が推薦した外部理事で元東京高検検事長の村山弘義氏(73)が就任した。代行期間は名古屋場所千秋楽の25日まで。

昨日はこんな報道もありましたが、
大相撲:賭博問題 相撲協会理事長、放駒親方を代行指名へ 調査委推薦を拒否 (2010年7月4日 毎日新聞) 

調査委は6月末に名古屋場所開催を認めた際、理事長代行を置くことを条件とし「国民の目線の事態の解決にあたることができ、かつ反社会的勢力に対応するためにふさわしい理事」を適任者と定めて村山外部理事を推し、文部科学省にも報告した。  
だが内部理事の親方からは「トップの仕事は暴力団排除だけでない。相撲界を理解する人間でないと」と反発の声が上がり、処分対象外の放駒理事の代行就任を推す意見が出て、反論はなかったという。

場所中に限ってということであれば、ここでまた閉鎖性を発揮するのも得ではないという判断が働いたのでしょうか。NHKの中継は6日に相撲協会の説明を聞いてから決める、ということなので、その辺も影響したのかもしれません。

しかし、「相撲界を理解する人間でないと」=相撲界の慣行は尊重しろ、というのが通用するためには、力士や親方や相撲協会が世間的に尊敬される(少なくとも胡散臭いと思われない)ことが前提なので、このタイミングでそういう意見が出るあたりが、まだ状況が見えていない感じがします。


ところで、内閣総理大臣杯や天皇賜杯をやめる、という話はなぜでなかったんだろうと調べてみると、内閣総理大臣杯は、「様々な競技・分野で最優秀を取ったものに対して内閣総理大臣から贈られる」ので、都度渡されるようです。なので、これはやめる、ということは可能ですが、文部科学省が名古屋場所開催に異議を唱えなかったのであればやめるのは「閣内不一致」になってしまいます。
天皇賜杯は「宮内庁を通じて競技大会を運営する団体に対して下賜されている」ものなので、今や占有権限は日本相撲協会にあるようです(ゴルフコンペの持ち回りのトロフィーと同じですね)。なので宮内庁側からは今さら返せとはいえないのかもしれません。


こう考えると、歴史と伝統がある団体は諸制度の「慣性」が大きいというのも、そこにいる人にとっては強みになっていると改めて認識。
事業仕分けも、あまり派手なやり取りにならないものの方が問題は深いのかもしれませんね。


コメント
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