くりまんじゅうの日記

世間より少し いやだいぶん遅れている
老シーラカンスです。

犬の気持ち。

2015-06-15 | 日記
京都大学の研究グループが 犬に関する研究結果を発表しました。

それによると 犬は 飼い主に非協力的な人が与えたエサは 食べない
との結果が出たそうです。

犬は 自らの利害に関係なく 感情的に 第三者を評価するということで
これはもう 人間の脳に近づいています。

若い頃 20代~50代の中頃まで 延べ30年間 秋田犬を二代に渡って
飼いました。



中型の秋田犬でしたが 成犬になると 40㌔近くになるため 力も強く
朝晩の散歩は重労働でしたが そのときは 私たちも若かったのです。

今 あの散歩をしていたら きっと 引き倒されます。

秋田犬は寒い地方の犬ですから 真夏の土佐の暑さはこたえると見え
夏場には 食欲が落ちました。

夏の朝 出勤前にご飯を与えますが すぐに食べないときは 腐った
ものを食べ お腹を壊したらいけないので いっとき待った後捨てます。

犬小屋の前に穴を掘って そこへ埋めるわけですが 埋める様子を
実に悲しそうな顔で 小屋の中から見ています。

犬は埋めたエサも自分のもの という考えですので 放し飼いの近所の
犬が来て 掘り出してエサを食べる姿を見ると 悔しかったと思います。

ある朝散歩の途中で 自分のエサを食べる 犬の飼い主に会ったとき
歯をむいてうなり 飛びかかろうとしたため 慌てて綱を引きました。

目の前で 自分のエサを食べ続ける その犬と飼い主が 同じく天敵に
見えたでしょうね。

そのことがあってから 散歩コースを変えました。

今回の京大研究チームの発表を知り 二代目の秋田犬を見送ってから
もう 10年経つんだなと 改めて思いました。

人生の30年間を共に歩んでくれた 初代も二代目も ご先祖のお墓近くに
葬りました。

お彼岸の墓参には 2つの犬のお墓にも寄って それぞれ名前を呼びつつ
お菓子を供える老夫婦です。

  
コメント (18)
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