初代007ジェームズ・ボンドの ショーン・コネリー氏が亡くなりました。
享年90は男としては長生きで 歳に不足はないですが残念です。おしゃれで
つねに女性にもてるボンド氏の活躍は 最近TVでも何作かやっていました。
初代から次々とボンド役は替わりましたが 007のボンド役はやはりこの人
ショーン・コネリーが まず浮かびます。
007を撮っている同時期に彼は ヒッチコックの『マーニー』にも出ており
ヒッチコックお気に入り女優の ティッピ・ヘドレンを泥棒と知りつつ愛し
立ち直らせようとする夫役で 007のモテ男とは また違う顔を見せました。
これ以降も 歳を重ねても決して若作りなどせず ありのままのすがたで
出演を続けており 年輪をきざむごとに いい味を出していきました。
ここ数年は俳優としてではなく テニスの全英オープン ウインブルドン
観客席でのショーン・コネリー氏が 毎年TVに映りました。
男子単決勝戦は ロイヤルボックスに王室メンバーや世界のセレブが映り
この席に座る男性は ジャケット着用が義務づけられます。
毎年 全英の観客席でみかけたコネリー氏は 全米オープンの観客席でも
撮られ 初代ボンド氏は テニスやサッカー好きのスポーツマンでした。
2015年9月全米オープンでのコネリー氏 朝日新聞
今年は全英オープンが中止となり ウインブルドンの観客席で 熱心に
試合を見つめるコネリー氏のすがたは もう二度と中継されません。
森山周一郎氏の声からはジャン・ギャバンを想い 若山弦蔵氏の声からは
耳が記憶するショーン・コネリーを想います。 ご冥福をお祈りします。
