あれから 悪夢のようなあの日から 10年です。
震災による津波の被害者が 死者・行方不明者あわせて2万人近くになった
未曽有のできごとから 10年たちました。
津波で家族を亡くした人や 原発事故で今も避難先で暮らす人など 多くの
人たちが失意のうちに 10年ものあいだ 鎮魂のときを送ってきました。
目の前にわが家があっても戻ることはできず 汚染された土地がもとに戻り
再び米作りができるまでには まだ長い時間がかかります。
先月 震度6強の揺れが東北であり それが10年前の余震とは 東北の人には
つらい過去がよみがえったことでしょう。
10年前の3月11日 2ヵ月後になった定年退職日にむけ 数日前から始めた
業務引き継ぎ書作りに大忙しだった私は 外部からのtelをうけて
えっ 知りませんか? TV点けてください と言われ会議室のTVを点けると
大津波が家や車をまきこみつつ遡上する映像が映り これはどっきりカメラ
では? と思いました。
いや違うNHKがやっており これは現実なのだと 大声で皆を呼びだれもが
その映像に釘づけになり 声も出ませんでした。
40年の会社勤めを終え 念願の専業主婦になって まもなく10年たちますが
ぼぉ~と10年もの間 自分はなにをしていたのかと 今さらながら思います。
あれから10年です。 3月11日の午後3時には 毎年東の空に手をあわせます。
❀すみません コメント欄は閉じています。