横綱は休場し 観客数も制限され いまいち盛り上がりに欠けた
大相撲春場所が 照ノ富士の三度目の優勝で千秋楽を終えました。
大関から序二段まで落ちたのち そこから這い上がっての二度の
優勝は 史上最大の復活劇 と言われるはずです。
序二段とはどこらへんか とピラミッドを見ると 序ノ口の一つ
上ではありますが そうとうピラミッドの下になります。
土俵復帰が許されて 西幕下五十六枚目で 幕下優勝した阿炎関
おめでとう。照ノ富士関を見習い 上をめざしてほしいです。
優勝賜杯をもらって インタビューでは表情もゆるみ 元の場所にもどれて
嬉しいよかった を繰りかえし言います。 あれれ 大関再昇進の理事会は
このあとするので 自分から言わんがええとちがう? とドキドキする私です。
大関には何人かのつき人が身の回りの世話をしてくれ 部屋では殿様みたいな
生活だったはずが 序二段まで落ちると立場が逆になるわけで つらく屈辱の
日々だったと思います。給料もなかったでしょうしね。
今回 中入り後の取り組みをほとんど観ましたが 照ノ富士の強さは群を抜き
幕内力士の中では いま一番強いと思います。
相撲内容もよくて 張り手やかちあげ等 姑息な手は一切使わず どの一番も
堂々として 観ていて気持ちがいい相撲を取ります。
つらいときも頑張れたのは 妻の存在もあったでしょうし 励まし支えた
師匠の伊勢ケ浜親方や 支援する人たちの応援が力になったことでしょう。
日本国籍も取得し 来場所から 大関照ノ富士の相撲を楽しみにしています。