普段使いの食器は お茶碗と汁椀 それとおかずを入れる小皿が少々あれば
十分です。食器棚がなんやかやで満員になり 何枚か処分することにしました。
たまにおかずを りぐっても 倉庫から器を出してまで盛ることはありません。
(りぐる とは気合を入れておしゃれする という意味の土佐弁)
むかしは結婚披露宴の引き出物に器類が多く そのまま箱入りで持っておれば
幼稚園のバザーらに協力できますが 順番に使ってきました。
5枚揃いもいつしか半端な数になり 自分が買ったものは 安物ばかりではある
ものの 欠けた器はなく 捨てるは抵抗もありますが これも断捨離ですから。
2018年12月に 米国東海岸を旅したとき 3つの大きい美術館をめぐりました。
最初に行ったボストン美術館にならんでいた 陶磁器の一部です。
歴史あるこれらを見ても 美しいしか素人は分からず 豚に真珠のもったいなさ
ですが ここに展示してあるからには これらは すばらしい品だと思います。
限られた時間内に広い館内を見学し 決められた時刻までに出口へ集合せねばならず
英語が話せぬ私は とにかく 絵画の展示してある階へと急ぎました。
3つの美術館ともフラッシュは禁止ですが 絵に50㎝まで近づき撮影可で 額縁にガラスを
入れてないため 間近で見るゴッホの絵は 厚塗り絵の具の 絵筆のあとが見えました。
くしゃみしたら 絵にツバが飛ぶでしょ と絵の描けぬ私まで 心配でなりません。
1876年 モネが妻をモデルに描いた『ラ・ジャポネーズ』がまず目に止まりました。
ひゃ~ステキね と私は思いましたが 現地の日本人ガイドの説明では
描いたモネは 駄作だ と気に入らなかったようです。
ありゃりゃ 食器を捨てる話から 脇道にそれました。