ある会合へ出席したとき お茶と お茶菓子として
へんろ石饅頭 が並びました。
どうぞ食べながら聞いてください とのことで さっそくいただく
ことにし となりに座った 20代とおぼしき若者に勧めました。
へんろ石饅頭はおいしいよ と勧めると 彼はにっこりして
「 あっ あ だいじょうぶです 」 と言います。
ん? だいじょうぶ? とちらっと思ったものの まあまあと
若者に勧め 彼は1つ食べました。
夕方娘が来ましたので 今日聞いた 「 だいじょうぶです 」
を話すと 「 母ちゃんは 誤解している 」 と言います。
彼はまんじゅうを勧められたものの 食べたくなかったので
若者が使う 最大級の丁寧語で 「 結構です 要りません 」
とお断りした と言います。
それでもなお 怖ろしげなおばちゃんに しつこく勧められ仕方なく
1個食べた とのことです。
今どきの若者は ノーサンキューを だいじょうぶ と表現するのか?
最近使った だいじょうぶ は腰痛を聞かれ 「 だいじょうぶです 」
と答え また母の病院のハシゴ日は お金は足るかね?
と心配性の母に聞かれ 「 だいじょうぶよ 」 と答えました。
お断りを だいじょうぶ と表現するなど おばちゃんには考えられ
ませんが それでもこの言い方は最近 あちこちで使われている
といいます。
ああ 変化する日本語‥‥ とてもついて行けません。
娘が言うには こういう本来の使い方や 意味が違えども これが
50年使われれば 立派な日本語になる とのことです。
50年後は とても生きてはおれず 子どもの世代でもあやうく
孫の世代に ノーサンキューを意味する だいじょうぶです
を肌で感じてみたいものです。