くりまんじゅうの日記

世間より少し いやだいぶん遅れている
老シーラカンスです。

イタドリ2017。

2017-04-18 | 食物関係

県民が待ち望む イタドリの季節到来です 高知県民は昔からイタドリが
大好きで 毎年春先のこの季節を 待ちかねておりました。

団塊世代が子どもの頃   春になればやぶへ入り あるいは川原のススキを
かき分けイタドリを集め 家のおかずを助けました  50年以上昔のことです。

今は草深いやぶは ヘビが怖くて入れませんので 崖に出ているものを
採ってきました。

 

皮をはぎ適当に切って くらくらの湯に30秒ほど入れた後 すぐに水に取って
3-4回 水を替えつつ半日ほどさらし アクを抜きます。

高知県民は昔から 春の山菜はまずイタドリで アク抜き処理されたイタドリが
春の間中 道の駅に並びます それと そうそう 高知の人はイタドリではなく
イタズリ と呼ぶ人が多いです。

以前日帰りバス旅をしたとき 高速道路の壁面に 立派なイタドリが生えており
それを見て こんなことがありましたよと 添乗員の話です。

生口島へとバス旅のおり 平山美術館で1時間自由時間を取りました ゆっくりと
名画観賞と思いきや 美術館を5分で出た土佐マダムは ガサガサ近くのやぶへ
入り イタドリ狩りをしたそうです。

イタドリを食べる習慣は 他県では聞きませんので 雑草と同列で道端に見られ
短時間でどっさり収穫したマダムたちは ご機嫌で帰途についたそうです。

そ そりゃ なんぼ言うたち 平山画伯に失礼じゃろがね。。。

一般家庭に冷蔵庫がまだなかった子どもの頃 イタドリが採れる間はせっせと集め
塩漬けで保存しておき 食べる分だけ塩を抜いて 炊いて食べました。

 

ゴマ油と相性がよく 竹輪と鷹の爪を入れ甘辛く炒めました 長く熱を当てると
ぐたぐたで食感が悪くなりますので 煮ても炒めても 素早くなさいますように。

ベーコンやお揚げさんなど たいていの相手に寄りそう   イタドリのその素直さは
クセだらけでいごっそうの土佐人に 昔から愛されたのでしょう と思うのです。

 

 

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再びのお四国3。

2017-04-16 | お四国巡礼

ちょうど1週間前 先月のお四国から2週間しか経ってないですが 次のお四国へ
行ってきました。

昨年は 逆打ちするとご利益が倍増するといわれるうるう年 3年前はお四国
開創1200年で特別な御朱印がもらえたため ここ数年間お四国ブームでしたが
今年に入り 落ち着きました。

巡礼者が減り バスも昨年の半分の本数に減ったため 今月はキャンセル待ち
して参加できました。

今回は 第12番焼山寺 13番大日寺 14番常楽寺 15番国分寺 16番観音寺
17番井戸寺の 徳島6ヵ寺を打ち終えました。

12番焼山寺へは 狭い山道をマイクロバスに乗り換えて登り 布袋さまのお腹を
なでて少し歩くと 安産や子育の神様 鬼子母神がありました
 
  
  

焼山寺は 樹齢300年の大杉が何本もそびえ ひんやりと霊気を感じます 
 

焼山寺への山道途中に 四国巡礼の祖 衛門三郎終焉の地があり 手を合わせました
 

今回のお四国は 札所から札所へと続く道々に 満開の桜が待っていてくれました
 
  

13番大日寺住職さまは 韓国人の女性舞踊家です 若い頃ショーのため徳島を訪れ
大日寺に宿を取った時 妻に先立たれ傷心の住職と結ばれ結婚 子どもが生まれた後
住職は亡くなり 彼女がここ大日寺住職につきました 檀家の反発などの大変な苦労が
あったそうです この日住職は留守で残念 今は息子さんが仏門を継いでおられるとか
 
  

17番井戸寺は 日照りで難儀する農村を通りかかったお大師様が 錫杖をトンと打つと
井戸が湧いたそうです この井戸をのぞき込み姿が映ると 向う3年は生きられるとのこと
何とか あと3年は命があるようです 3年したらまた 井戸をのぞきに来てみましょう 
 
 

秋にはこの銀杏が 黄金色に染まるでしょう 桜が散ると次には青葉が輝き
秋には紅葉が彩ります いつ訪れても 巡礼者の心がなごむ各札所です。

 
   

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夜明けの電話。

2017-04-14 | 日記

4月9日日曜日 夜8時にお四国巡礼から戻り 2日に一度のblog投稿をと
PC前に座りましたが この日は1万歩以上歩いたため とても疲れており
日にちが空くが 翌々日の記事にしようと その日は寝ました。

 

泥のように眠りこけ   ん? 何か鳴っている と寝ぼけ眼で携帯を取ったときが
翌朝の 朝5時前のことです。

それはおばの施設からで おばが2時間前の今朝3時に 脳幹梗塞のため死亡した
との報せでした。

慌てて施設へ車を飛ばし 施設の職員に教えてもらいつつ葬儀社を呼び 翌11日の
お通夜 12日のお葬式の段取りとなり それら全部済ませて 一昨日の夕方おばの
お骨とともに帰宅しました。

享年89歳 歳に不足はないですが あと数ヵ月で90歳を迎えるはずでした。

おばは亡き父の妹で 17年前夫を亡くし一人住まいでしたが 12年前に脳梗塞で
倒れ入院リハビリの後 老人施設へ入所し 衰えの激しくなった3年前に 特養へ
移って 一昨年には胃瘻の手術も受けました。

おばは子どもがいませんでしたので 12年前 姪の私が成年後見保佐人になって
家庭裁判所へ保佐報告書の提出を 今まで 何度かしてきました。

職員さんの話では 夜中の見回りで寝息を立てていましたが 次の見回り時間には
もう息絶えていたそうで 頬がにっこり微笑んだ顔を見て 苦しまずに逝ったことを
知り 安堵しました。

先月旅したベトナムから戻って ひと月経ってないことを思えば おばはちゃんと
逝くときを 待っていてくれました。

ごく身内の家族葬でしたが 喪主の私は 葬儀社との打ち合わせ 菩提寺へ出向き
住職さまとのお通夜やお葬式の打ち合わせ 慣れぬこととて まごまごするばかりで
伊丹十三監督の お葬式を思い出しました。

一昨日の夜おばを連れ くたくたで帰宅しTVをつけると ペギー葉山さんの訃報が
流れていました。

現代では 決して長生きとはいえぬ享年83歳 土佐人はペギーさんと聞けば まず
南国土佐を後にしてです。

真夏の祭典 よさこい祭りには毎年来てくれ 相手を包み込む笑顔が魅力の人でした。

 

例年ならもう散って 葉桜になっている桜が 今年は今が満開で ちらちら散り始めた
桜とともに おばも ペギーさんも天に昇りました。

ご冥福をお祈りします。

 

 

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生涯未婚率。

2017-04-08 | 日記

3日前の朝刊一面に 生涯未婚の男性23% の見出しで 50歳までに
一度も結婚したことのない人の割合を示す   生涯未婚率が   男性で23%
女性で14%になったと載っております。

 

これは5年に一度の 国勢調査をもとに出た数字で 1970年には 男性で1.7%
女性3.3%の数字を見れば   50年弱の間に   男女とも生涯未婚者が急増しています。

20~30代の未婚女性の半数以上が 結婚相手に 年収400万円以上を望む一方
実際にこの収入がある20代男性は15% 30代男性は37%となっており 適齢期の
男性が 結婚に踏み切れない第一の原因は 経済的な理由となっています。

それが40代男性になると 結婚によって 趣味に使えるお金や時間が束縛される
そんなライフスタイルはいやで 結婚しなくとも困ることはないから となります。

記事によると高知県は 男女共に生涯未婚率が全国平均より高く 雇用の不安や
賃金の安さで 結婚に踏み切れない若者が 貧乏県ほど多いのでしょう。

 

今回の国勢調査で 生涯未婚率が低い県は 福井県と滋賀県とのことで 両県は
三世代同居の割合が高く 若い夫婦が子どもを じいちゃんばあちゃんに見てもらい
安心して仕事が出来るから となっております。

福井県は 県民の幸福度が日本一高い県 とのことでした。

                

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永遠に生きる。

2017-04-06 | 映画・TV

ここ数日 朝晩は結構冷えますので まだ真冬の布団で寝ており
今もストーブを焚いている と友は言います。

うちも同じく 朝晩はホットカーペットをつけ そのままうたた寝をして
目覚めたとき しまった と思っても もうすでに風邪をひいています。

ごろごろ ぼんやりTVを観ていると 先日亡くなった渡瀬恒彦氏の
ドラマが午前も午後もあり ザ・公証人は 渡瀬氏ともう一人の主役
蟹江敬三氏が出ていますので このシリーズが一番好きです。

 

蟹江氏のときも 今回の渡瀬氏の病状も それほど重いとは知らされておらず
両氏とも訃報が出たときは 何かの間違いではないか と思ったものです。

渡瀬氏はこのほか 十津川警部 元警察官のタクシー運転手 おみやさんなど
数々シリーズものの主役を務め あれほど多くの台本を どうやって覚えるのか
自分のセリフだけでなく 相手の分も覚えねばならんろうにと いつも思いました。

そして藤田まこと氏主演の 必殺仕事人や刑事ものが 毎日のようにTV画面に
流れますが 藤田氏が鬼籍に入って もう7年の月日が流れ 蟹江氏が逝って
はや3年が経ちました。

 

今もTVの中で生き生きと語り 激しい動きを見せる彼らは 見る人の心に
永遠に生きており ひょっとまた新作が出るのでは? とつい錯覚します。

TVでも たびたび流される寅さんが あちらへ行って もう21年です。

だれも皆次の世界へ行きますが 我々は写真を残すのみで 自身の姿を
動画で残している団塊世代は 少ないと思います。

その点彼らは永遠に 若々しい姿を人の心に刻み 何年経とうが老いず
人の心に感動を与えますので 俳優とは幸せな職業ですね。
 




コメント (4)
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