母校から定期的に届く校友会会報に お四国札所88ヵ寺で 5番目になる
女性住職が誕生した との記事が載っていました。
高知県内にある16の札所の30番善楽寺に この寺の次女32歳が 父親で
ある先代住職から 拝命を受けたとのことです。
32歳といえば 私の歳の半分にも満たぬ後輩ですが 善楽寺には彼女の
姉も弟もいる中で 住職である父親が早くから 寺を継ぐのは次女と決め
仏門の大学へ進んだ とのことです。
会社勤めしていた頃 年に二度 新年の仕事始めと創立記念日に 女性の
神官さんが 清祓いに来てくれました。
その時彼女は 風呂敷に包んだお供え物などを 連れてきた小さな男の子に
手伝わせ運んでおり 十数年するとその子が 神官として来るようになりました。
息子も母譲りの 伸びやかな声で祝詞をあげ ポンポンと打つ 澄んだ音の
柏手が 私の打つ ぐちゃぺちゃとは大違いでした。
生まれた家がお寺や神社であれば 子守唄代わりに 親の唱えるお経や
祝詞を聞き育つわけで ごく自然に 家を継ぐことになるでしょうね。
32歳の尼僧の休日は そこはそれ 普通の若い女性に戻り カツラを付け
お化粧もして お出かけだそうです。