テニスボールがネット上を行き交い、ネットに引っ掛かり真上に上がる。さて、引っ掛かったテニスボールはどちら側に落ちるのか?そんな冒頭シーンで幕開けするのが今回紹介する映画マッチポイント。ロンドンの景色をふんだんに活かしたウディ・アレン監督による愛欲にまみれたミステリー。優柔不断な男が自業自得で大ピンチを招くのだが、いかにして乗り切るのか?というのがこの映画のテーマ。
こういう男を主人公にした映画を観ると、果たして俺だったらどんな行動をするのか?と思いながら観てしまう。俺にはもっと違う方法があるように思えたのだが、しかしながら結果が良い方に転ぶかどうかわからない。運命を知るのはネットに引っ掛かったテニスボールのみ。
やっぱり人生で一番必要なのはこれだよね~なんて思わせるストーリーの紹介を。
ロンドンにおいて。アイルランド人の元テニスプレイヤーであるクリス(ジョナサン・リース=マイヤーズ)は、上流階級に属するトム(マシュー・グッド)と知り合いになる。クリスはトムの妹クロエ(エミリー・モーティマー)と親しくなり、結婚する。そして、義父(ブライアン・コックス)の会社に就職することになり順調に出世する。
しかし、クリスはトムの婚約者でありアメリカ人であるノラ(スカーレット・ヨハンソン)のセクシーさに目を奪われて、ノラの魅力の虜になってしまう。やがて、トムとノラは婚約解消しトムは別の女性と結婚。そしてノラはクリスの知らぬ間にアメリカに帰ってしまう。
ある日のこと。クリスはいつの間にかロンドンに戻って来ていたノラと出会う。クリスはクロエに内緒でノラと逢瀬を重ねる。ところが予想外のことにノラが妊娠してしまい・・・
ノラ役のスカーレット・ヨハンソンが着ている服装からしてエロエロ。悲しいかな男なら十中八九でスカーレット・ヨハンソンのエロさの軍門に陥ってしまうのは無理がない。最初はクリスもノラに猛アタック。ノラは一度の過ちを繰り返すことに抵抗するのだが、抵抗されればされるほどクリスの男心が燃えてしまう。
しかし、今度はノラが妊娠してからが立ち場が逆転。彼女からクリスへ「早くクロエと離婚して、妊娠している私と一緒になってよ!」と迫られる始末。クロエと離婚するっていうことは今の出世街道まっしぐらの社会的地位を捨てること。優柔不断でノイローゼ寸前にまで陥ったクリスが重い腰を上げて起こした意外な行動とは?、その行動はクリスに吉をもたらすのか凶をもたらすのかが本作のポイント。クライマックスから結末へ向けてウディ・アレン監督らしい皮肉に満ちた展開が刺激的。決断や努力も大切だが人生に必要なのはコレだよ、なんて思わせるが、気づいた時には何だかやるせない気持ちになってしまったのは俺だけか。
そして、この作品までひたすらニューヨークを舞台にした映画を撮ってきたウディ・アレンが本作を切っ掛けにヨーロッパを舞台にした映画を撮り始める。本作はロンドンを舞台にしているが、その地へアイルランド人とアメリカ人を登場させたことを考えると何だか意味深な物を感じる。
この監督らしい期待するような笑いは無いが、それでもスリリングで考えさせられる展開と内容。今回はマッチポイントをお勧めに挙げておこう
監督はウディ・アレン。名作、傑作が多数。笑いとサスペンスが融合されたブロードウェイと銃弾、シリアスな作品ではインテリア、笑いに寄せた作品ならばタロットカード殺人事件等がお勧め
こういう男を主人公にした映画を観ると、果たして俺だったらどんな行動をするのか?と思いながら観てしまう。俺にはもっと違う方法があるように思えたのだが、しかしながら結果が良い方に転ぶかどうかわからない。運命を知るのはネットに引っ掛かったテニスボールのみ。
やっぱり人生で一番必要なのはこれだよね~なんて思わせるストーリーの紹介を。
ロンドンにおいて。アイルランド人の元テニスプレイヤーであるクリス(ジョナサン・リース=マイヤーズ)は、上流階級に属するトム(マシュー・グッド)と知り合いになる。クリスはトムの妹クロエ(エミリー・モーティマー)と親しくなり、結婚する。そして、義父(ブライアン・コックス)の会社に就職することになり順調に出世する。
しかし、クリスはトムの婚約者でありアメリカ人であるノラ(スカーレット・ヨハンソン)のセクシーさに目を奪われて、ノラの魅力の虜になってしまう。やがて、トムとノラは婚約解消しトムは別の女性と結婚。そしてノラはクリスの知らぬ間にアメリカに帰ってしまう。
ある日のこと。クリスはいつの間にかロンドンに戻って来ていたノラと出会う。クリスはクロエに内緒でノラと逢瀬を重ねる。ところが予想外のことにノラが妊娠してしまい・・・
ノラ役のスカーレット・ヨハンソンが着ている服装からしてエロエロ。悲しいかな男なら十中八九でスカーレット・ヨハンソンのエロさの軍門に陥ってしまうのは無理がない。最初はクリスもノラに猛アタック。ノラは一度の過ちを繰り返すことに抵抗するのだが、抵抗されればされるほどクリスの男心が燃えてしまう。
しかし、今度はノラが妊娠してからが立ち場が逆転。彼女からクリスへ「早くクロエと離婚して、妊娠している私と一緒になってよ!」と迫られる始末。クロエと離婚するっていうことは今の出世街道まっしぐらの社会的地位を捨てること。優柔不断でノイローゼ寸前にまで陥ったクリスが重い腰を上げて起こした意外な行動とは?、その行動はクリスに吉をもたらすのか凶をもたらすのかが本作のポイント。クライマックスから結末へ向けてウディ・アレン監督らしい皮肉に満ちた展開が刺激的。決断や努力も大切だが人生に必要なのはコレだよ、なんて思わせるが、気づいた時には何だかやるせない気持ちになってしまったのは俺だけか。
そして、この作品までひたすらニューヨークを舞台にした映画を撮ってきたウディ・アレンが本作を切っ掛けにヨーロッパを舞台にした映画を撮り始める。本作はロンドンを舞台にしているが、その地へアイルランド人とアメリカ人を登場させたことを考えると何だか意味深な物を感じる。
この監督らしい期待するような笑いは無いが、それでもスリリングで考えさせられる展開と内容。今回はマッチポイントをお勧めに挙げておこう
監督はウディ・アレン。名作、傑作が多数。笑いとサスペンスが融合されたブロードウェイと銃弾、シリアスな作品ではインテリア、笑いに寄せた作品ならばタロットカード殺人事件等がお勧め
そう言えば最近は彼は映画を撮ってないですね!
もう老齢なので心配ですね。
でも残念なMeToo運動もありました。
最近の作品は見てないですね・・・。