ハリウッドは死刑をテーマにした映画が多い。その中でも特に名作として誉れ高いのが今回紹介する映画グリーンマイル。人気モダンホラー作家スティーヴン・キング原作の同名タイトル小説の映画化作品だ。ハリウッド映画なんてものはリベラルの代弁者みたいなものだから、死刑制度の映画を撮ると反対を訴えかけるような内容が殆ど。しかし、本作はそのようなありきたりなテーマを描いていない。
しかも、死刑をテーマにした映画は殆どがガチのリアル志向。しかし、本作は超能力を使う囚人が登場するようなファンタジー映画になっている。
観た後はそりゃ~誰もが感動するやろ!となるストーリー紹介を。
1930年代のアメリカ南部の刑務所において。死刑囚を収監する刑務所の看守であるポール(トム・ハンクス)のもとに、双子の少女を強姦殺人した罪でコーフィー(マイケル・クラーク・ダンカン)が送られてくる。コーフィーは黒人で人並外れた巨体であり、最初は看守たちも恐る恐る接していたのだが、意外にもコーフィーには暗闇を怖がったりするような気弱な面や優しい一面があることを知る。ポールは次第にコーフィーが人を殺せるわけがないだろうと思うようになっていくのだが・・・
看守であるポールはオシッコをするのにも激痛が走るほどの尿道炎に罹っているのだが、コーフィーが簡単に治してしまう。それ以外にも極悪看守に踏みつけられて死にかけているネズミを救ってあげたり、脳腫瘍を患っているポールの上司の奥さんを治してやったり、奇跡の連発。こんな優しくて、人助けまでするコーフィーは冤罪であるのは観ている誰もがわかる。しかし、不思議なことにコーフィーは声高に冤罪を訴えるわけでもなく、むしろ逆に死刑が実行されるのを大人しく待っている気配すらある。それは何故なのか?その答えを知った時、多くの人が感動を得ると同時に自らの人生を省みることになるだろう。生まれながらにして超能力を持ってしまったコーフィーが、なぜこの世に現れたのか?それは人類の救済のために罪を被ったイエス・キリストと重なる部分が多々ある。本作はこのように宗教的示唆が含まれている。
主な刑務官は5人登場するが、主演のポールを演じるトム・ハンクスを始め、他の4人も見せ場充分に描いている。その中には刑務所を舞台にした映画らしく極悪な看守も登場する。そして、もちろん死刑囚もコーフィーみたいな良い奴ばかりではなく、さっさと死刑にしろよと思えるぐらいの悪い奴や悔い改める死刑囚も登場する。このように善人と悪人、正義と悪の対比が上手く存在している辺りにも妙に感心させられた。
ちょっと良いシーンを入れ過ぎたり、登場人物の描写を丁寧に描きすぎて、ヒューマンドラマの割に3時間を超える映画になってしまったのが残念だが、最後には感動が連発してやってくる。これだけの超能力を持った人間を生かしておけば、病気で苦しんている全員を治せるじゃんと残念な気持ちもちらつくのだが、それは俺の浅はかな考え。そのことは超能力を持ってしまった当の本人であるコーフィーが急に語りだす台詞で明らかになる。俺も超能力が欲しいなんて思っていたが、やっぱり要らね~。
他にも書きたいこともあったり、逆に書き忘れているんじゃないかと思えたりするぐらいのテーマが含まれている作品。死刑を扱っている割に奥の深さを感じさせる映画として今回はグリーンマイルをお勧めに挙げておこう
監督はフランク・ダラボン。本作と同じくスティーヴン・キング原作のショーシャンクの空に、ミスト、そして赤狩りをテーマにしたジム・キャリー主演のマジェスティックがお勧め。最近は何故か監督作品が無いのが残念です
しかも、死刑をテーマにした映画は殆どがガチのリアル志向。しかし、本作は超能力を使う囚人が登場するようなファンタジー映画になっている。
観た後はそりゃ~誰もが感動するやろ!となるストーリー紹介を。
1930年代のアメリカ南部の刑務所において。死刑囚を収監する刑務所の看守であるポール(トム・ハンクス)のもとに、双子の少女を強姦殺人した罪でコーフィー(マイケル・クラーク・ダンカン)が送られてくる。コーフィーは黒人で人並外れた巨体であり、最初は看守たちも恐る恐る接していたのだが、意外にもコーフィーには暗闇を怖がったりするような気弱な面や優しい一面があることを知る。ポールは次第にコーフィーが人を殺せるわけがないだろうと思うようになっていくのだが・・・
看守であるポールはオシッコをするのにも激痛が走るほどの尿道炎に罹っているのだが、コーフィーが簡単に治してしまう。それ以外にも極悪看守に踏みつけられて死にかけているネズミを救ってあげたり、脳腫瘍を患っているポールの上司の奥さんを治してやったり、奇跡の連発。こんな優しくて、人助けまでするコーフィーは冤罪であるのは観ている誰もがわかる。しかし、不思議なことにコーフィーは声高に冤罪を訴えるわけでもなく、むしろ逆に死刑が実行されるのを大人しく待っている気配すらある。それは何故なのか?その答えを知った時、多くの人が感動を得ると同時に自らの人生を省みることになるだろう。生まれながらにして超能力を持ってしまったコーフィーが、なぜこの世に現れたのか?それは人類の救済のために罪を被ったイエス・キリストと重なる部分が多々ある。本作はこのように宗教的示唆が含まれている。
主な刑務官は5人登場するが、主演のポールを演じるトム・ハンクスを始め、他の4人も見せ場充分に描いている。その中には刑務所を舞台にした映画らしく極悪な看守も登場する。そして、もちろん死刑囚もコーフィーみたいな良い奴ばかりではなく、さっさと死刑にしろよと思えるぐらいの悪い奴や悔い改める死刑囚も登場する。このように善人と悪人、正義と悪の対比が上手く存在している辺りにも妙に感心させられた。
ちょっと良いシーンを入れ過ぎたり、登場人物の描写を丁寧に描きすぎて、ヒューマンドラマの割に3時間を超える映画になってしまったのが残念だが、最後には感動が連発してやってくる。これだけの超能力を持った人間を生かしておけば、病気で苦しんている全員を治せるじゃんと残念な気持ちもちらつくのだが、それは俺の浅はかな考え。そのことは超能力を持ってしまった当の本人であるコーフィーが急に語りだす台詞で明らかになる。俺も超能力が欲しいなんて思っていたが、やっぱり要らね~。
他にも書きたいこともあったり、逆に書き忘れているんじゃないかと思えたりするぐらいのテーマが含まれている作品。死刑を扱っている割に奥の深さを感じさせる映画として今回はグリーンマイルをお勧めに挙げておこう
監督はフランク・ダラボン。本作と同じくスティーヴン・キング原作のショーシャンクの空に、ミスト、そして赤狩りをテーマにしたジム・キャリー主演のマジェスティックがお勧め。最近は何故か監督作品が無いのが残念です
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