枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

収穫のよろこび

2008年09月14日 | Weblog
 今年の枇杷の収穫量は、昨年とほぼ変わらずであったが、有機肥料やこまめにしたわりには、変化なしであった。
 却って、何もしないでいた昨年の方が、甘酸っぱくておいしかった。
 ???昨今亡くなられた自然農法を提唱される、福岡正信さんをご存知だろうか?

 今読んでいるのは、『わら1本の革命』という著作だが、何もしないこと。
 自然のことは自然に任せる、これはほんとうに衝撃!!

 でもそれがあたっているんだな・・。
 活字の中に込められた想いが、静かに流れ込んでくる。何もなくてもできることがある、ということに驚きがひろがった。

 この人の本には以前出遭っているが、(PCをしてみないか、と勧めた師匠)さほど関心がなかったもので、『奇跡のリンゴ』がきっかけで、読み始めた。

 今年の枇杷の味が昨年より落ちた原因は、たくさん採りたいとおいしくしたい、の浅はかさである。
 これは枇杷の木に対して、失礼極まりない。だからしっぺ返しをされたのだ。

 但し、父も母も知らないし、店頭で売っているのに比べたら、断然うまいのだから。
 自分自身の身勝手さで、作っていると錯覚しがちだが、枇杷の木に、作ってもらっておすそわけをいただくのだ。

 勘違いをしていたことおびただしい限りだ。枇杷の木だけでなく、自然と話ができていないと、何も実らせてはもらえない。

 生きざまというか、神によって(宇宙の創造主)生かされていることの不可思議さに戦慄を覚えた。

 長崎・茂木の赤枇杷。最初の結実は4年目だったが、まさか?と放置。
 鴉が喜んで食べていた。

 次の年も、花の香りがわからなく、結実する過程も知らなかった。
 翌年、やっと枇杷の花芽や、そこから結実するのを知って、収穫した。

 枇杷の大きさもチャボの卵大であったが、味は濃厚で果汁はしたたっていた。
 
コメント
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