枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

五月の空に

2009年05月17日 | Weblog
 五月。皐月、メイとも呼ばれる。薔薇の季節でもある。我が家の庭にも園芸店で買ったミニバラや、つるバラが所狭しと咲いている。挿し木の薔薇も、蕾が隠れるようについていたりする。

 薔薇は棘があるから泥棒避けになる。手袋をはいての手入れに、何度か引っかかれながら、懲りもせずに買う。『レオン』を見て、暫くして買った薔薇が、このマチルダです。女優のナタリー・ポートマン。可愛かったなぁ。スター・ウォーズの方が有名かな?

 故郷の近くに薔薇園がある。一昔前の故郷は、医者が居なかった。無医村であった。村に、医者が住むようになって、村人は安心する。金持ちは何かと病気でもないのにかかる。貧乏では、医者には診てもらえなかった。

 祖母は、以前より薬草に詳しかったので、死ぬ直前まで、医者の世話にはならなかった。大往生であの世に旅立った。母は体が弱かったことを自負して、しょっちゅう足を運んでいた。未だに死ねないでいる。

 薬は治療云々より、金の誇示でもあったような気がする。でも母のしてもらう注射は、その殆どがブドウ糖か、ビタミン剤である。新鮮な野菜を食べて、心の持ち方で病気は逃げていったように思う。

 私は、祖母に似たのか医者嫌いです。何より注射が痛いので、病気にはなりたくない。と日頃から思う。しかし、嫁ぎ先の家風に合わず、心がその均衡についていけなくバランスを崩すばかりで、内科の医者にはお世話になった。

 一人変わったDrがいらして、注射も薬もたいした役には立ちません。と笑顔でおっしゃった。薬は気休めですが、ほんとうに要りますか?と言われるのだ。そうですか、じゃあ要りません。と断った。これを匙加減というのかしら。

 どくだみは、体内の10の内臓の毒素を排出させる働きがあり、花の咲く時期に刈り取って、陰干しをする。細かく切って煎じて飲用する。独特の臭いがあり色は生成りです。化粧水には、グリセリンを適宜混ぜて作ります。

 但し、陰干しでの注意点としては、黴が来るのに充分な換気をしてください。できればドライの状態で、室内乾燥の方がいいかもしれません。私は寒中のどくだみの根を掘ります。これだと自然乾燥ができ、黴がくることはありません。苦味のない甘味を持ったお茶になります。

 きらん草は、乳腺炎に効果があります。解熱、解毒作用があって、苦味も半端ではありませんが、目眩や震えを止め、安静にしていれば、1日で完治します。赤ちゃんには抗生物質がだめなので、母乳を飲ませられなくなります。きらん草ならそれがなく、安心且つ安全です。

 母乳は、母体の血液です。うまく出ていかないと炎症を起こします。胸の直前までは血液で、赤ちゃんが飲むと母乳になるのですね。更年期の何となく体がだるい感じの時や、微熱が続くような場合にも、苦いのを承知で飲まれると、体がシャキッ!とします。この薬草は1年中何処かで咲いています。紫の小さな花を咲かせます。半日陰が好きかな?

 枇杷葉は、今の時期に出回っている、枇杷の実を購入します。実の中から出てきた種が2個~4個はあります。それを土に植えてください。3ヶ月もすれば芽が出てきます。それが大きく育って、9年もすれば実がなり始めます。

 毎年、何本かを植えていけば、自家製の果物として、捥いで食べれます。葉は、腰痛に湿布に。お茶にしたり、枇杷酒を造ったりと、用途は様々できますよ。別名、『医者要らず』
 
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