枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

物語の謎

2009年05月16日 | Weblog
 物書き。小説家とも文筆家とも言うようですね。こういう職業は嘘がつけなくてはなれない。しかも本当のことのように書いて、信じさせる魔力がなくてはならない。資格がなくてもいいが、賞をいくつか並べられると箔がついたりもする。しかし現実はひじょうに厳しく、部数に始まり売上はさほどなく、読者が離れていく一方らしい。

 私が好むジャンルは歴史。ついで探偵、推理物。同時に、作家の持ち味にも左右される。最近、読んでいいなぁ。と思ったのは、宮部みゆきの『英雄の書』。これは、某新聞の連載で、特に興味のあった読み物です。再度、読み返してみて、何かが心の奥底で呟く。こういう心理現象に、なんだか惹きつけられる。

 私自身が知りたかったことなのか、もしかして?という経験が頷かせるのか。恐れと敬いとが入り混じる。英雄にも黄衣の王にも、遇ったことはない。けれども何か得体の知れない物に、連れ去られて往きかけたことはなかったか?そんな想いがしてくるのです。

 人間は、誰に創られ、何をするために、生かされているのでしょうか?この疑問が生じた時に、視えないけれども、ある不安が頭をもたげた。事故で亡くなる。殺されてしまうことには、特定の約束が交わされていて、本人は気がつかなくても、その時間がくれば、神への生贄になっているのか。

 神とは、善も悪も全てでの、全知全能の神即ち宇宙であろう。あのしじまから生まれ、そのしじまに還って往くこと。姿形はどうとでも、命の重みは変わらない。と言うが、人間は自分たちと、蟻が同等であるとは思えない。

 昨年の発芽した枇杷苗。小さいながらも、葉が数枚ついて育っています。移植するのは3月までがいいです。立春までにして置かれるのが最上ですが、苗木が養分を取って大きくなっていければ充分でしょう。鉢に植え替える時には、土に少々の塩を混ぜておき、天水で湿らせてから、植えつけるといいかもしれません。

 塩には殺菌作用があります。病気を防いだりするのかも。私は、夏場の水遣りに、時々ですが、塩を入れています。できるだけ根に近いところに遣ります。また直後に水遣りをしますから、枯れてしまうことはありません。

 この種は、野生種らしく小さな枇杷の実でした。房洲枇杷に似た、半分から三分の一の大きさに、種を取り出す根気に閉口しました。枇杷酒を造りたかったために、なんとか持ち堪えました。枇杷酒も氷砂糖を入れてすると、味が半減しちゃいます。ブランデーもアルコール度が、上がり過ぎて、きつそうです。

 簡単でも、シンプルな焼酎だけがいいように思えます。1年物や2年ではさほど感じないのですが、3年以上ですと芳香や色合いがなんとも云えない。美味です!是非、お試しくださいね。気力の増幅と、精神力のパワーが、漲ってきますよ。
コメント
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