帰宅して、ふと見あげた空に、虹が懸かっていた。二重橋だ。輪郭は、外側の方が薄い。けれども久々に見る虹、それも二重のである。未だ小止みになったとはいえ、雨が降っている。ものの十数分後にはうす闇に包まれ、消えていった。
地震が来るか。それとも原発の事故が起きるか。不吉な予感に慄く。再稼動はいけない。止めなければ終息の付かない事態になる。もんじゅの案件の、不利な条件を隠匿しているのも許せないこと。原発との共存はない。核の廃絶をしよう!
『枕草子』の作者、清少納言。中宮に雪の降る様を問われ窓際に行き、簾を掲げた。という逸話があるが、香炉峰に降る雪を、簾を掲げて見ていた風流人は?となると中々浮かばないらしい。高校の古典で習ったよ。
解説 中国江西省北端にある廬山の一峰。山の形が香炉に似ているところから、その名を呼ばれる。風流人の白居易が、簡素な住まいにて、降り積もった雪を、寝転んで眺めている。簾を掲げて見ているのである。
人間、興味のないことには、記憶がないんだなぁ。でも、義務教育にしても、受験で高校、大学と行っても、専門分野に限ったりで、知識の僅かしか知らないことが多い。地球という、この惑星を取り巻く銀河系も、解明できないことの、何と多いことだろう。
雨の恵みに感謝して、鉈豆の生育を眺めていた。うっきゃぁ!キリギリスと殿様バッタ。小さな点はナメクジ。青紫蘇にも、唐辛子にもいる。ちょっと憂鬱になりながら、梅雨時期にしか活躍できないのだ。それでもって、お腹も空くであろうが、捕まえる。
リエさんが、亡父に贈ってくれた苗物。たくさんの白い花だったが、残ったのは4ポット。出窓の置いているのだが、すくすく育っています。