十三夜。どうも雲行が怪しい。厭な予感がする、と宇宙を見上げたら、顔に雨粒が当たった。がっかり・・・雨である。然し、自然の掟には逆らえない。雨なら、おせきも太郎を置いては、出掛けまいし、幼馴染に逢うこともない。物語りも始まらない。
今日から、読書週間です。子ども達は、ずっこけ三人組、怪傑ぞろりが好きですね。孫もご他聞に漏れず、図書館で借りることが多い。上橋菜穂子「獣の奏者・エリン」も、アニメになったから知ってはいるが、原作は高度で、特に低学年には読み続かない。
宮部みゆきは、上位に入っていると思っていたのに、意外だった。そう言えば、内容的には高度な箇所が多く、歴史的な背景も、深い感情の導入も巧みだ。弧宿の人、英雄の書、確かに難解ではある。蒲生邸事件では、時代設定の面白さに唸った。
いやいや、それにしても本は面白い。楽しいもので、時間の経つのも厭わず、読み耽った。以外でもあったのが、灰谷健次郎で、太陽の子、兎の眼等、関心が薄いのにびっくりした。古典は、芥川龍之介に、人気があるとは。
羅生門、蜘蛛の糸、鼻、何れも好きな作品。外国の物では、やはりコナン・ドイル、モーリス・ルブランに人気があったのはうれしいが、SFには?低い関心に淋しさを感じた。辛うじて、アルジャーノに花束を、の作者が入っていた。日本人は、星新一だった。
無論、私の偏見と好みに依るいちゃもんだが、本は、どの本でも読んでもらいたい。最近、心に残っているのは、日高敏隆著、『蝶は、なぜ飛ぶか』。写真が美しいのにも釘付けになった。歌のように、菜の花から桜に飛んでいるとばかり思っていたのだ。
え~と。なんだっけ、名まえが出てこない。カラジュームでしたか?とても綺麗な葉です。葉が花なのか?球根だが霜には弱いのかな。まだ咲いています。