皸の原因が、洗剤なのかどうかは定かではないが、切れて痛いのと、血がにじむのに困る。馬油も塗ってみるが、台所に立たない訳にはいかない。洗い物は次々と出る。数があるのもないので、矢張り洗わなくては使えない。食洗乾燥機がほしい。
いや、買ってもらっていたのだが、乾燥だけに使途していた。ゴミを溜め込んで壊れた。誰彼なしに使うので、いい加減な人も居れば、きちんとする者もで、機能を過度に酷使したためだ。機械にも、臍を曲げることもある。人間のような感情は無くても。
少しばかり、気温が高いのも有難いが、麦は発芽していない。野鳥が群れていたので、きっと餌になったのかも。枇杷葉の花芽にも群がっている。鳥にとっても、餌さえ怪しくなってきてる。人間の残飯を啄ばみに来る。庭の隅に食べる物を撒いておく。
小公女・小公子・秘密の花園。作者は同じ、バーネットだが、秘密の花園が断然面白い。岩波少年文庫での注文をした。自然からの命の芽生えには、この作品が興味深い。荒れ野の冬と、花咲く夏との対比も見事。偏屈メアリーの、内面の変化が素敵。
既に読んでいるのに、本気ではなかったらしい。何かを見落としている気がする。また、子どもの頃と、大人になっての感じ方も違うだろう。新しい作品もだが、古典を読み返すのも悪くない筈。今年の目標にしよう。三国志、文庫で再読中だが進まず。
今晩は、三日月だが観られなかった。月の、細い形が好ましい。眉月とも言うが、絶対に眉の形にはならない。絵や何かだと、下から上に緩やかに半月を描くが、実際にはその反対にしか観えない。月を眺めていると、その美しさに魅了されてしまう。
夏の宇宙には、天の川が横たう。ベガ、アルタイル、デネブ。夏の大三角の見事さ。琴の音色に機の音、のどかに広がる田園に、丑が群れる。