勤務を終えての帰宅途上、西の空に一際輝く、惑星を眼にする。金星だ!内合から外合になってきたのだ。火星までは観えなかったが、近くにいる筈。水星は東方最大離角だ。金星は、-3.9等星、火星1.2等星、水星-0.7等星なのも人目を引く。
大都会の喧騒さにも負けない輝きなので、夕方の宇宙を見上げてほしい。木星も注目されたい。衛星どうしの相互食が、明日も観られる。天文台に出かけるのも、自宅での眺めもいい。双眼鏡なら固定したのが観易い。肉眼での観望も素晴しい。
冬の宇宙は、大気が澄んでいるので、大熊座・小熊座、秋のカシオペア王家、ふたご座、昴、冬の大三角のオリオン座、大犬座、小犬座の、ペテルギウス・シリウス・プロキオン。蟹座と獅子座の間に、木星がある。風邪を引かないようにして観よう。
宇宙を見上げていると、自分の存在が小さく想え、生かされていることの不可思議さを感じるもの。理屈も屁理屈も、数式も証明も無く、文句なく命の有難さに気づく。森羅万象の素晴しさ、生きとし生ける物全ての根源。宇宙の摂理に固唾を呑む。
戦争はいけない、と言いつつ、数え切れない争いを繰り返してきた。地球という星の、資源も価値も、人間の自己満足。感謝する気持ちさえない人類を、神は赦すのだろうか?惑星としての存在を、今誰に問うのだろうか。『ノア・・・約束の箱舟』
明日は、枇杷葉茶を作ったり、ドクダミの根槐を掘る予定。寒中の作業も怠ると、自分に影響する。サンタさんに、そろそろ珈琲を頼もう。贅沢と言えば唯一、無農薬の珈琲だけだが、人生の至福感を感謝する。元は、リエさんとの出会いからだ。
夏の時期は、生命の波長が大きい。エネルギーに溢れていて、弾ける眩しさ、躍動感。そこかしこに命の芽生えを見る。