枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

霜月、阪神淡路震災20年・・・

2015年01月17日 | Weblog

 この時、直下型の地震だと、気づいた人はいなかっただろう。早朝の靄を破る、大きな揺れに誰もが我を失った。地面は裂け、火災が起き、建物が倒壊した。一瞬にして失われた命に、涙も出なかった家族の想い。自然災害は善人も悪人も区別しない。

 目覚ましい復興で、表面的には元に戻ったかに見える。然し、人々の心の襞までは視えない。これは自然災害であるが、人間のもたらす科学が、機能的で住み良く整理した結果だ。この場所に原発がなかったから、これ以上の犠牲は防ぐことができた。

 川内原発を再稼動すれば、何が起きるかを考えたことはないのか?青森の六ヶ所村の、プルトニュームの保管も、量に限度がある。原発を動かせば、金が入るので、自民党は躍起になっている。自分たちの懐が潤うだけで、庶民には利害は無関係だ。

 九州全土は汚染され、日本海側も避けられない。桜島が活発になっている最中に、どうしたら再稼動へと舵が切れるのか。原発に頼らない暮らしを、本気で考えていかないと、子孫への付けは大きくなる一方だ。福島の被害さえ間々ならず復興は遠い。

 今朝は、天気が良かったのが、洗濯物を干す頃に雲が広がる。急に耳が痒くなり、慌てて布団を仕舞う。その直後にわか雨に見舞われる。阪神淡路大震災の、多くの犠牲者の涙かも、と空を見上げた。既に、二十年が経ったことにも哀しみが深くなる。

 友人が、店で買ったケーキを手に訪れる。豆を挽いて珈琲を淹れる。寒中の作業を着々とこなしているようだ。枇杷葉の生葉を採って束子で洗い、干しているそうだ。何と律儀なことか。私など、洗わないままで焼酎に漬ける。葉先と軸を切っただけだ。

 枇杷葉の裏に付いている毛ばを洗わないと、被れたり痒みが生じるのだ。最初は痒みもあったが、最近は気にならない。寒中の作業では水洗いでいいが、他の季節には黴の原因になる。焼酎で洗うか拭くのがいい。節分までの時期に、行っておくこと。

 白いカラー。花束でもらいたいものの一つ。すっくりとした立ち姿が美しい。他所の庭先に咲いていると、迷わず車を停めてしまう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする