枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

花芽茶

2008年08月23日 | Weblog
 夏中、水遣りを欠かさないようにして、有機肥料もいれて秋口に備える。
 枇杷の実を収穫した後が、最も大切であるのはわかっている。
 ここで気をつけていないと花芽(苞)が出てこないからだ。

 新芽が芽吹き、陽射しを浴びて硬くなった葉の中心に、薄茶色の小さな塊がのぞいてくる。
 これが枇杷の花芽とは思えない形であるが、次第に膨らみ、大きくなってきて、12月、白い五弁の可憐な花を咲かす。
 咲いた花からは、近づく間でもなく辺りに馥郁とした芳香を撒き散らすので、直ぐにわかる。

 やがて、花には蜜蜂が何処からともなく集まって来る。
 最初は、蜜蜂の集まる意味がわからなかったが、枇杷蜜を知って納得した。

 昨年は、実家の樹齢70年は経っていよう樹を、横から新たな芽が出て育っているのを確認して切った。
 後は、前の家の一級上の幼馴染が、自分には必要ないからと大量に分けてくれたのだった。

 お茶パックに詰める方法を、枇杷の葉だけ、花芽だけ、種だけと分けてした。
 自分用のは、拘りがないから、あまったものを入れることにした。

 千葉の友人はアロマ効果がある、と花芽を好む傾向で、着払いで送ったところ、感激しまくった。
 また、来宅する人や、検針のご夫婦、宅配の小父さん等暑さ・寒さに「お茶はいかが?」と淹れてあげる。

 たった1杯のお茶だが、相手は仕事でしていることには違いないが、自分ならねぎらってもらえたら気持ちがいいなぁ、と思うからだ。

 今の自分には、送料を負担することも、お茶を無料で贈ってあげることも不可能である。それで生活しているからだ。でも、相手が困っていると知れば、何かができないかと考えてしまう。

 現代農業の7月号に“葉っぱビジネス”なるものの記事を見つけた。
 人間関係がうまく築けない自分に、当に適した収入源になるかしら? 

 少しずつやってみよう、と気持ちがわずかだけ軽くなった。

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