フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

瑞牆山(みずかきやま)登山

2010-10-02 | 山登り

5時過ぎ起床。まだ薄暗いが、山登りの準備をしていると明るくなってきた。朝が早いので朝食は出ない。代りに、昨夜旅館が用意してくれた「握り飯」(3個)のうち、1個を食べる。ほとんど塩味しかしないが、米がなかなか美味しかった。

旅館の横から林道を登っていく、気持よい渓流が横に流れている。しばらく行くと登山口の瑞牆山荘に着いた。近くには大きな駐車場ができている。既にかなりの車が来ていた。


青空が大きく広がっていて、いい天気だ。脚ごしらえをして歩き始める。50分ほど行くと富士見平小屋に着いた。コースタイム通りだ。この登山道は谷筋の樹林帯の中を登っていくので、全く展望がきかない。時折木の間越しに頂上部の岩が見えるのだが、写真を撮れるような「隙間」がないので残念だ。

一旦大きく下って天鳥川分岐に到着。山の中の、奇麗に谷川が流れているところで、休憩している日人が多い。ここから、本格的気な登りだ。登山道は全て、岩の道で、でこぼこした大きな岩がそこらじゅうにあり、登りにくい。

1時間30分ほど登ると2330メートルの瑞牆山山頂に着いた。もちろん「日本百名山」だ。深田久弥は、この山を「針葉樹の大森林からまるでニョキニョキと岩が生えているような」と表現した。清里の清泉寮からでもはっきりとその岩峰群が見える。極めて特異な風貌を持っている山だ。

登り始めにあれだけ、いい天気だったのに、頂上はガスが立ち込めていて、全く眺望が得られない。時折がガスが晴れて岩の峰が見えることがあるが、残念ながら期待していた大展望は全く得られなかった。

待っていてもてガスが晴れることがないようなので、下ることにする。土曜日なので
ひっきりなしに登山者が登ってくる。人気のある山なのであろう、登山者は、若い男女のグループが結構多いのに驚く。皆さん、ウエアやグッズはカラフルないいものをそろえている。

1時過ぎ、駐車場に帰ってきた。お腹が減ったので、みずがきそばどころに立ち寄る。まずは、無事下山できたことを祝して乾杯だ。海苔の載ったもりそばを食べる。
玄蕎麦のあっさりした田舎そばだった。

その後、「高根の湯」で汗を流す。大きな窓がある大浴場からは、天気はいいものの、自慢の富士山の展望は得られなかったのが残念。

その後、買い物をする者と先にアダージョの森に戻ってバーベキューの準備をする者に分かれる。テーブル、食器をセットし、カボチャやナスビ、畑で採れたシシトウなどの野菜を切り、炭が熾った頃、買い物グループが帰ってきた。焼き肉、野菜、アルコール満載だ。早速、乾杯して、肉を焼き始める。

昨夜に続いて、今夜、長~い宴会だった。