庭のあちらこちらで、ごく小さくてかわいいセンブリが咲いている。
この雑木の庭で自生に咲いている花だ。
昔からの民間胃腸薬で、全草が非常に苦く、煎じて「千回振出してもまだ苦い」ということから、センブリと名付けられたとか。
光に敏感に反応し、十分な光が花に当たらなければ、花びらを開いてくれない。
どうも今年はきれいな写真が撮れないな。
ゲンノショウコ、ドクダミと共に日本の三大民間薬の一つとされている。
薬としての働きは試したことがないので分からないが、庭のあちらこちらで、この小さな花が健気に咲く姿を見ると、「今年も秋が深まってきたな」と実感させられる。
センブリ(千振)
リンドウ科 センブリ属の二年草
学名:Swertia japonica Makino