フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

2011ガーデニング始動

2011-03-06 | ガーデニング

朝起きると、いい天気だが、空に薄い雲がかかっている。
外気温マイナス7度、室温8度、湿度25%。余り寒さは感じない。

いつも通り、薪ストーブのガラスを磨いてから火を入れる。コーヒーをすすりながら、バッハのフルートソナタを聴く。静かで、人を急がせず
心を穏やかにしてくれるのがいい。

朝食は、昨夜の鍋の出汁を使って、薪ストーブの上でおじやを作る。これれが、なかなか旨いのだ。

午前中は、しばらくフルートを吹く、日差しが出てきたので庭の周辺を歩く。
八ヶ岳の赤岳の稜線は雪に輝いていた。南アルプスは、うすい雲がかかってぼんやりしていた。明日は雨のようだ。


庭の日陰になっているところは、雪が残っていた。


庭の南面の斜面に、ひと際鮮やかに、黄色いクロッカスが咲いていて嬉しかった。これが、今年の最初の花である。

 


午後も、庭に出て、木の伐採をする。乾いた枯れ木は35センチにカットして、薪にする。
いよいよ、今シーズンのガーデニングが始まったという感じだ。

午後4時に作業を終える。まだ太陽が高い。少し日が長くなってきたことを実感する。


清里へ

2011-03-05 | 日記

いい天気になった。今日は大阪での冬眠を終え、八ヶ岳に帰る日だ。
車の荷持を満載して出発だ。

名阪道は土日が工事をしないので、スイスイ走行できる。どの車も調子に乗って走るので、覆面パトに捕まっている車が多かった。
土曜で春のような陽気になったので、行楽客が多い。湾岸道刈谷SAで昼食を取ろう立ち寄ると、ほとんど満車状態だっだ。
そこを過ぎると、道は大分空いてきた。

土岐ICから中央道に入る。ここも空いているのでどんどん飛ばしている。すると、直ぐ右側の車の赤いランプがクルクル回りだして
前の車を追跡しはじめた。結局、前の車をスピード違反で捕まえたようだ。

諏訪SAに着く。そこからの、横にズラット広がる八ヶ岳の眺望、素晴らしいの一言だ。

長坂ICに3時30分着。きららで食材を買いだす。5時過ぎにアダージョの森着。入り口付近に雪が残っていた。
あたりはまだまだ冬のよう。満載した荷物を家に運びこむのが一苦労だ。水通しをする。スバっと鋭い音を放ちながら、水が出てきた。
部屋の温度は5度、外気温は4度だが、あまり寒さは感じない。
早速、薪ストーブに火を入れる。パチパチと木のはぜる音。いいな、都会にはない音が戻ってきた。

室内の温度もジワリジワリと上がってきて問題ない。夕食は、いつも通り、握り鮨と鍋だ。これがいいのだ。八ヶ岳に戻ってきたことを実感する。

 


遅ればせのエコポイント

2011-03-04 | 日記

イヤー全くドジな話だ。
昨年末、日本全国の「エコポイント」「地デジ」の大合唱に乗り遅れまいと薄型テレビを買った。その時は、11月末までに買うと、これだけエコポイントがつきますよ、とか言われて、今買い替えなければ、ものすごい損をするかの様な気持ちになって、慌てて家電量販店に駆け込んだ。

すると、長蛇の列だ。待つこと30分、そこまでしてやっとのことで、地デジテレビに買い替えることができた。
あの騒ぎは、どこに行ったのか、遠い過去の話のようだ。

ところが、よりによって大騒ぎをした「エコポイント」、申請するのを忘れてしまっていたのだから、情けない。
やおら、領収書、保証書、リサイクル券を取り出してきて、申請書に記入した。

購入できる商品が色々ある。旅行券・図書券もあればハムやラーメンなどもある。
購入したビッグカメラの商品券にすると2%増しの品物を購入することができる、というので
迷うことなく、ビッグカメラの商品券にした。

大阪での野暮用も終わり、今日は八ヶ岳へ準備を行った。


倉敷へ

2011-03-03 | 旅行

今朝は風も止み、瀬戸内の波は穏やかだ。
朝起きると早速、温泉に浸かる。炭酸水素分が多くややアルカリ性の泉質だ。
ぬるぬるするというほどでもない、無色、無臭、無味、透明。源泉温度40数度、循環湯だ。

泉質うんぬんより、ここの露天風呂からがいい。左は瀬戸大橋、右手は塩飽く列島と、素晴らしい眺めだ。
入浴している客も数人で静かなのがいい。

朝食はいつも通りのバイキング。メニューは、どこへ行ってもあまり変わらない。食事の内容よりは、船の行き来を見ながらの朝食を食べれるのがいい。普段味わえない光景だ。

食後は、倉敷へ。水島コンビナートのあたりは、凄い工場群だ。

9時半過ぎ倉敷の美観地区に着く。まずは大原美術館へ行こう。何年前か忘れたが一度来たことがある。
大原美術館には、倉敷紡績の大原孫三郎が、洋画家の児島虎次郎の協力を得て収集した洋画が展示されてている。

入り口にはロダンのカレーの市民が立っている。

エルグレコの「受胎告知」はさすがだ。いま描き上がったかのような新鮮な雰囲気が流れて出ている。良かったのは、コローの「ラ・フェルテ=ミロンの風景」。パリの北東部に位置する小村で描かれたとのことだが、田園風景の空間の広さがいい。

その後「倉敷美観地区」を回る。丁度、結婚式を終えた新郎新婦が船に揺られていた。
昼食は、旧家の街並みが続いている「本町地区」の町家を改装したレストラン。


そこで、煮込みハンバーグを食べる。

食後は、付近の古い町並みをぶらぶら見て回った。ここでも「備前焼窯元」と書かれた店が多かった。当初、もう一度備前に立ち寄ろうと思っていたが、ここで備前焼きの手ごろな、とっくりとぐい飲みがあったので買うことにした。それで、帰りは、備前に立ち寄らず、大阪に直行する。

途中の山陽道は天候が大荒れで、大粒の雪に見舞われた。今日は驚くほどの寒さだ。

 


備前焼きの里から瀬戸内へ

2011-03-02 | 旅行

関西にいる間に、西の方面の旅行をしておきたいと思っていて、今回は、「日本6古窯」と言われているものの一つ、岡山の備前焼きを訪ねた。

最初に、山陽自動車道を備前ICで降り、JR伊部駅前の「備前陶芸美術館」に行く。


結構大きな建物で、備前焼人間国宝である金重陶陽、藤原啓などの作品や若手陶芸家の作品が展示されていた。

窯変という手法の説明があった。胡麻は、窯焚の最中に、薪の灰が融けてゴマの様なぶつぶつが生地にくっ付く事によりできる模様。
桟切(さんぎりは、金・青・灰色などのさまざまな模様。火襷(ひだすきは藁を巻き鞘などに詰め直接火の当たらない場所で焼くことによって、生地全体は白く、藁のあった部分は赤い模様になる。牡丹餅(ぼたもち)は焼成時に作品の上に物を置くことでそこが白くなる。そのカタチが牡丹餅のようになることからこの名がつけられた。他に青備前、黒備前がある。

備前焼きはそれらの手法の違いはあるが、釉薬を使わない素朴な味わいが魅力だ。伊部駅前には、沢山の備前焼窯元があった。そのうち数件のの窯元を訪ねる。同じようなものでも、相当な値札がついている。値札ついているとついつい値札を見てしまうが、ついていなければ、ぱっと見だけではほとんど違いが分からない。

2時過ぎまで観て回ったあと伊部を後にした。2号線をを西に走る。途中の岡山バイパスは、自動車専用道路になっていて、まるで阪神高速の様な感じで、どの車もすごいスピードで走っていた。

今日の宿は、鷲羽山温泉。


部屋からは瀬戸内、塩飽列島が望め、大小の船が夕日を浴びて行き交いしている。


夕食は鯛の海鮮料理だが、まずまずか。しゃぶしゃぶ、鯛飯が美味しかった。