ツルコケモモは、めっぽう寒さに強い反面、乾燥は苦手と言われている。ところが、乾燥地、清里の森の中でそれほど日当たりがいいともいえないところでも、枯れずに育ってくれている。初夏に反り返るようなかわいい花を咲かせ、秋になると、つやつやした丸い赤い実をつける。
鶴の好物であるので、鶴 (crane) のベリー (berry) 、とのことからクランベリーともいわれる。
Kitahoさんから鉢植えのツルコケモモをいただいた。ツルコケモモは、乾燥に弱いというより、湿地の中で育っていることから、水を張った漬物用樽の中に鉢を沈めて育てている。
酸味が強く、そのままでは食べられないが、ジャムにすると美味しい。ところが、まだ苗が小さく、実の数が少ないので、ジャムにせず にもっぱらかわいい実を鑑賞しているところだ。ジャムができるぐらいの実が収穫できるまでに育ってほしいものだ。
ツツジ科スノキ属ツルコケモモ亜属 (Oxycoccos) に属する常緑低木の総称