日々のあれこれ

現在は仕事に関わること以外の日々の「あれこれ」を綴っております♪
ここ数年は 主に楽器演奏🎹🎻🎸と読書📚

年末の闘牛祭 2

2008-02-11 20:46:38 | Weblog

お店が開店すると、 何やら 入り口付近で、「ごおおおおおつつつつつつ・・・・・」 という何かが押し寄せて来る殺気を感じた。

 闘牛化したお客様の群れだ

中には、よたよたとした足取りの方もいらっしゃる。

どうか、転ばないようにお気をつけ下さい!

大半のお客様の目的は、特売の砂糖のようだ。

「砂糖は?」と、数十回、お尋ねがあった。

売り場中央通路に『特設コーナー』があり、 そこに砂糖も てんこ盛りにされている。

ハマグリ君が砂糖を台車に乗せ、行き来している姿を何度かお見かけした。

そのたびに、ハマグリ君 目がけて殺到する 主に老男老女の群れ。

ハマグリ君って、こんなに人気者だったんだ。

「押さないで下さいっ!サインは後でね、サインは

とでも言いたげな表情のハマグリ君である。(?)

その間、私は漬け物を出していたのだが、矢木さんと岸辺さんが手つだってくれたので、早く終了。

定番商品のカップラーメンを荷出ししていると、冷凍食品も入荷された。

「冷凍食品、きたよ~」

という、岸辺さんの呼びかけに反応し、私とハマグリ君、そして普段、見慣れない夜間バイトの男の子が冷凍食品の荷出しを開始。

今日のお客さん、殺気だってるね! さっき、荷台を引っ張ってたら、偶然、お客さんの肩に触れたんよ。『すみません』って謝ったら、その人、自分の肩を手で 『振り払った』のよ!」

「ええ~  そんな、ばい菌じゃ、あるまいし。『お払い』しなくたって・・・。すごい人がいるもんですね。いやだな~」

通りかかった店長が、スタッフの一人に指示を出した。

「特売のジュース、底上げして!」

冷凍食品を出し終え、定番商品を出していると、 再び通りかかった店長が、お城納豆を6ケース引っ張ってきた。

「あっ、鈴木さん、納豆なくなったから、出してくれる?」

えっ?開店して2時間で、納豆がなくなった

あんなに今朝、たくさん出したのに。 バックへ行くと、 岸辺さんと矢木さんが、闘牛客の話題で談笑していた。

すなわち、お払いの話題。

ここで働き始めてから、こんなにバタつくのは、初めてだ。 皆、疲れて見える。

その時、私は、店長の 呟きを聞き逃さなかった。

「ふうっ・・・。タバコ吸いたい・・・

タバコは諦め?いったん、深呼吸した店長は、バンと、私が運んでる途中の荷物をたたき、

「よし!ハマグリ、お前、カゴに行け

と、闘牛士のような風格で指示を出した。

一度は疲労感漂う雰囲気に包まれたグロッサリーの控え室(??バックのことね)だったが、 店長の一言で、 スタッフは再び、闘牛祭モードである。

店長に指名を受けたハマグリ君が、先頭を切って、売り場へと突進して行った・・・。

ご健闘をお祈りします!

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