日々のあれこれ

現在は仕事に関わること以外の日々の「あれこれ」を綴っております♪
ここ数年は 主に楽器演奏🎹🎻🎸と読書📚

退社風景:試食会の巻

2008-02-20 20:42:06 | Weblog

休憩室で視線の的となったグロッサリ-4人組は、気を取り直して、テーブルの席に着いた。

まず、目で味わう。コロモが立っているところを見ると、カラリと揚がっているようだ。

美味しそう・・・ゴクン・・・。

「頂きま~す!!

もぐもぐもぐっ・・・。

すぐには、言葉が見つからない程、美味しいのか!?

カラッと揚がってるね!」

うん、うん」

まず、岸辺さんが口を開いた。

おいしいじゃな~い?」

続々と前向きな感想が発せられる。

中身のカレー、こってりしてるね!」

カレーライスのカレーは、もっと、どろ~っとしてるじゃない? カレーパンのカレーって、水分少なめにしてるのかねえ?」

と、岸辺さん。も・・・もしかして・・・!?

カレーパン自体、食べるの初挑戦だったりして・・・?

こうして世紀のキムタクカレーパンは、瞬く間に、『時代(とき)のパン』となり、

その後、毎年1月14日は『カレーパン試食の日』と命名され、とあるスーパーの社内カレンダーに記述されるに至った。(ウソですっ!)

「2月14日は何の日?」

「3月14日は?」

ここまでの質問なら、誰でも答えられるだろう。

「1月14日は何の日?」

と、問われて、見事正解! 出来た貴方は、かなりの 『とあるスーパ・ーツ~』である 

おめでとうございます!

そんな貴方には、私から、限定1名様に、グロッサリー女史の間で大評判だった、

キムタクカレーパンをプレゼント しよう。

応募締め切りは、この瞬間まで!

では、ごきげんよう!

 

~お知らせ~

たくさんのご応募、誠にありがとうございました。

募集は、只今を持ちまして、終了致しました。またのお越しをお待ち申し上げつつ、私は消えます・・・・。どこへ? あっち!

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退社風景:ミサの巻

2008-02-20 00:15:34 | Weblog

今朝は、豆腐のおばあちゃんが訳あって辞めた為、しかも、竹輪担当の花岡さんが休みの為、仕事の量は、たっぷり目だった・・・。

矢木さんは豆腐、末永さんは竹輪蒲鉾類、岸辺さんは牛乳、私はヨーグルト、デザート類をそれぞれ真面目に荷出しした。

こんなに真面目に仕事をするのは、久々のような気がするのは、何故だろう・・・?

今朝、仕事に来ている社員は南副店長だ。

いつもなら、「開店10分前」

次に、「開店5分前」 

の二回、店内放送があるのだが、今朝は、恐らく忘れていたのだろう。

開店3分前・・・」

という、副店長の店内放送が聞こえてきた時、

「ええ~っつ!? 3分前・・・

という、矢木さんの大きな声が聞こえてきた。

そして、3分後の9時・・・。

只今より、開店致します!」の店内放送の時間だ。

ところが・・・。

只今より開店して・・・宜しいでしょーか!?

という、副店長の哀願するような声が店内放送で聞こえてきた。

「駄目です って言ったら、どうなるんかね?

矢木さんは、面白そうに言う。

さあ・・・・?お一つ、お試しになられては、いかがでしょうか、矢木さま。

結局は、多少、バタついていたものの、いつものように、店は開店した。

   Welcome custmers!!! (いらっしゃいませ!

さて、今日も一日、無事に仕事を終え、4人揃って上がり!である。

かしまし娘の先輩方3人は、今日、マネキンさんが店内で試食を勧めている「キムタクのカレーパン」 が、どのような味なのか、気になるらしい。

試食しよう、帰りに試食!!!

と、三人の内の誰かが言い出し、文字通り、試食を狙っていた。

キムタクのカレーパンの話で盛り上がる三人娘(注意:特に、矢木さんと岸辺さん)は、自分達の話が精肉の江原チーフに聞かれていることに、最初は気付いていなかった。

「あっつ!チーフ、お疲れ様です!」

やっと、江原チーフに気付いた矢木さんは、 「新発売のカレーパンって・・・?」

と、聞くチーフに説明を始めた。

チーフと別れた後、

野菜の陳列棚の横を通る・・・。

そわそわ・・・どきどき・・・ルンルン

これが、かしまし娘の心境のはずだ。

広場に来た。

そこでは、副店長が次なる売り場作りをしている。

副店長、お疲れ様でした!」

はい、お疲れ様」

そして、副店長の先には・・・。

いよいよ、その瞬間が来た!

マネキンさんの真横を通りすぎる瞬間が!

縦一列になり、

私は、一番うしろから、 おとなしく ついていった。

先頭は私の予想に反して、立ち止まらず、横目に試食のカレーパンをちらっと見ながら、通り過ぎていく・・・。

あれれ!?あれ~ あんなに待ち望んだキムタクのカレーパンの試食のチャンス到来なのに、いいの?通りすぎちゃって・・・。

まっ、私はいいけれど。

縦一列の順番は、最初は、こう・・・ (矢木さん、岸辺さん、末永さん、私) だった筈なのに、試食コーナーを通り過ぎた後は、何故か、

順序が大幅に入れ替わっていた。すなわち、私が先頭で、その後に、末永さんが続き、ず~っと遠く離れた所に、岸辺さんと矢木さんが立っている。

試食用カレーパンの皿に二人の視線が注がれたまま、時間が停止していたのだった。

一度は、通り過ぎたものの、やはり、未練があるらしい。

「どうしよう・・・。試食用のパン、3つしかないよ!

これは、一大事!といった調子で岸辺さんが悩んでいる。

その先には、副店長と精肉のチーフがいて、二人で談笑しながら岸辺さんを注視している!

間違いなく、お二人の談笑の話題は「キムタクカレーパンを試食するか悩むグロッサリー女史」についてであろう。

グロッサリーの乙女達は今、4人居るのに、試食用のパンは3つしかなくて、一つ足りない!

この悩みを解決してくれたのは、マネキンさんだった。

「今、お切りしますよ!

素早くカレーパンを新たに袋から取り出し、4つ切りにしてくれた。

「鈴木さんも、もらいなさい!」

長~い つまようじ (注意:普通サイズより、ずっと大き目!)に4分の1にカットされたキムタクカレーパンを刺し、再び縦一列になって、休憩室へと進んでいった。

キムタクカレーパンを大事そうに自分の胸元辺りに掲げ、すごすごと清楚に歩く私達4人の姿は、聖夜のミサに出席する為、キャンドルを持って教会へ向うクリスチャンの姿と重なる。

並び方と順序は、元に戻り、先頭は再び 矢木さん、岸辺さん、末永さん、私が最後となった。

その場で試食せず、二階の休憩室まで持っていくところがいい。

教会への聖なる扉・・・じゃなかった 休憩室の扉を開けた瞬間、

私達は、昼食をとっていた全スタッフの注目の的となった!

(・・・以下、略。もっと、居たかも?)

「あっ・・・あんた達、何、大事そうに持ってるの

き・・・キムタクカレーパン・・・

日曜日は、ミサの日。

たまには、こんなミサがあってもいい・・・?

クリスチャンの皆様、ごめんなさい。

 

 

 

Comments (2)
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