日々のあれこれ

現在は仕事に関わること以外の日々の「あれこれ」を綴っております♪
ここ数年は 主に楽器演奏🎹🎻🎸と読書📚

とうとう師走 スタッフの皆さん ありがとう

2008-02-13 11:52:32 | Weblog

2006年12月31日。 とうとう、この日がやってきた。

 今年も、あと一日。 とあるスーパーで過ごす、最後の日だ。

 今日は早番、8時出勤で、ほんっとに、久しぶりに雑貨担当の末永さんと同じシフトだ。

入社当初は、末永さんと一緒が多く、色々教えていただいたのだが、 ここ数ヶ月間、ほとんど、一緒になることはなかった。

 末永さんと共に「とあるスーパー」の幕は開き、 再び末永さんと共に「今年最後」の幕は閉じる・・・。 なかなか、グットな演出じゃないか!

さて、その末永さん、風邪を引いて、つらそうである。

 初出勤の日のように、二人で納豆を荷出しした。

おお・・・懐かしい。 感慨深い、師走の納豆だしである。 開店前の戦場のような風景は、今回は省略しよう。

 開店10分前には、店長の店内放送があった。

 「皆さん、おはようございます。 ・・・略。これまで今年、開店したイオンの影響を受けて参りましたが、昨日は前年比とほぼ同じ売り上げを作ることができました。 これも、皆さんの日ごろからの努力のお陰であります!」

スタッフは、一瞬、働く手を止めて、まるで敗戦後の昭和天皇のお言葉を ラジオで聞くような面持ちで、店長の声をしんみりと聞いていた。

そうだ 師走なのだ 今年最後の勤務なのだ  もう、男前店長にも、やかん副店長にも、はにかみ屋の西村チーフにも・・・それから、それから・・・ 北島三郎、風雪流れ旅のカトちゃんを始め、(紅白出場おめでとう、カトちゃん!大とりだね!) おもろいスタッフに会えないのだ。 来年までは。

 そのまま、蛍の光が店内から流れてきそうな雰囲気だったが、 耳にしたのは、いつもの「オープニングの曲」で、内心、ほっとした。

 9時開店。 9時出勤の矢木さんと、梅子さん、「おはようございま~す!」

 続いて10時出勤の岸辺さん、「同じ時間に上がりだったら、一緒にお茶できたのにね!」

 そこへ竹輪担当の花岡さんが、売り場に居た私を呼びに来た。 「鈴木さん、スープがあるから、バックで、どうぞ!」 先日は、ジャスミンテイー、先々日はコーヒーをご馳走になった。 今回は、お手製スープである! 家庭から、ポットに入れ持参してくれるとは、なんとお優しい。 冷えた身体も芯から温まる。

 バックでスープを ひとすすりした瞬間、 荷物を出し終え、忙しそうにバックへ引き上げてきた西村チーフとバッチリ目が合い、 思わずブッと、スープを吹き出しそうになった。

す・・・すんまへんな。勤務中に。 チーフも御呼ばれに・・・えっ?もう、ない

こうして、和気藹々と年末のお仕事を続行し、 無情にも時間は過ぎていく・・・。

 そして、とうとう。 勤務時間終了! 私と末永さんは、今年最後の挨拶巡り。

 まずは、店長。 「お疲れ様でした」

 「今年一年、大変お世話になりました」 と、店長。

私は何もお世話していないので、 「ご迷惑をお掛けして申し訳ありませんでした」

「いえいえ、そんな

売り場へ出ると、西村チーフが、うどんを並べていた。 そういえば、チーフに うどんを頂いたことがあったっけ。

西村さん、色々ご迷惑をお掛けしました」

 「いや、僕には別に・・・」 (ん?僕には・・・他には?)

 「発注、とばして、申し訳ありませんでした!深く、反省しております。 それから・・・ですね。売れずに廃棄になった 外国製の お飾りパスタ、副店長が (売れたと勘違いして!)いっぱい発注しちゃったんですよ」

 西村チーフは、ぷっと吹き出した。 この後の会話は、業務上、すまないが、省略いたす。

 最後の上司は、副店長。

 「・・・ご迷惑をおかけしました・・・」 と、挨拶する私の隣で、末永さんは、笑い出した。

「みんなに謝ってまわって・・・

「そう。懺悔の年末じゃみんなに迷惑かけたし」

 「それじゃ、私も・・・。たくさん、欠品出して、申し訳ありませんでした!」

あれ?末永さん。欠品したら、棚に他の商品を並べて いつも誤魔化す・・・って。 いちいち副店長に報告しなくていいよ、黙ってたら、バレないって言ってたのに。

 スタッフの懺悔を一人で受ける南副店長。

ちょっと、困ったような表情です。

「良いお年をお迎え下さい!」 と、最後に挨拶し、一人、固まったまま売り場にたたずむ副店長をあとにした。

 次は、スタッフの岸辺さん。 梅子さん。 カトちゃん。 川石さん・・・に、それぞれ挨拶。 「良い、お年を!」 と、カトちゃんに言うと、

 「鈴木さんも、良いお年を!」 と、笑顔で答えるカトちゃん。

 「ほんとね、みんなにとって、良い年にしないとね!」と、岸辺さん。

 私は、迷っていた・・・。 カトちゃんにも、懺悔すべきかどうかを・・・。

(ごめんね、カトちゃん。君の18番が北島三郎の『風雪流れ旅』だと、スタッフ全員にバラしたのは、私ですっ!

名残惜しい気もするが、 年越しそば・・ あんこもち・・ 御菓子・・を購入し、お店を後にした。 いっぱいの感謝を込めて。

 『お世話になりました!来年も 良い年でありますように!』

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