所在地 岐阜県羽島郡岐南町薬師寺5-23
管理者 松原武徳・京子様 (京子様撮影より)
松原家の由来より転載
「松原家は旧薬師寺村の庄屋を永く勤め、家作に関する古文書、長屋門、旧薬師寺伽藍の礎石、水琴窟などが太刀、遺訓などとともに伝えら れている。
松原家長屋門は江戸末期の建造とされ、明治8年に現在地に移築された。
岐南町にはこのような長屋門が58棟あることも注目され、代表的建物として昭和62年に明治24年の濃尾震災にも倒壊を免れたが、平成18年老朽化および震補強のために修理復元
された。」と述べられております長屋門訪問が実現しました。
ブログの友人として短歌の先生としてご厚誼を頂いておりますが、この度お目にかかれますご縁を頂き、友人2人と午前中は名古屋城と障壁画展をご案内頂きました。
午後はご自宅にお邪魔いたし待望の「長屋門」見学を致しました。
構 造
間口8.5間、奥行2.5間の3部屋構成(作業場、倉庫、作男の部屋)切妻造桟瓦葺
木鼻の繰型 扉、親柱など欅造りで木目が美しい入り口で
美しい箱根空木に迎えられて 素敵なご自宅でお薄を頂きました
主な展示品
刀剣類 太刀 宗近、刀 孫六兼元
書 画 富岡鉄斎の梅、南天棒の書
古文書 遺訓、千文字、十八史略、孟子、江戸時代の百科事典
陶磁器 四耳壺、須恵器
民 具 農機具、木臼、和釘
頂きました資料から展示品を一部ご紹介させていたださきます。
明治24年濃尾震災の遺訓 総庄屋松原家からの御注進(江戸時代)
千字文(江戸時代) 孟 子
孫六兼元、濃州関 稲畑天神
南天棒 山岡鉄舟 梅 富岡鉄斎 四耳壺(李朝期)
祥瑞の大皿 手水鉢
臼と杵 唐 箕
中庭を散策して
薬師寺伽藍石と伝えられる踏み分け石(平安時代) 織部灯籠
中庭には にご紹介の貴重な品々がありますが、民家に残る歴史遺産は、風格を漂わせながら、江戸後期から明治時代の町の動きを静かに伝えています。
見学には事前連絡を要しますが貴重な展示品を公開しております。