2008年5月上梓 竹下定蔵先生2007年ある日の講義にて(著書より)
母校からの懐かしいお便りに、来年には100歳を迎えられます竹下定蔵先生が益々お元気にご活躍のお姿に触れる事が出来ました。
卒業生の希望から始まったと伺います「歴史講座」も30余年になりますことに感無量の思いが致しました。
先生はこの度 著書「われ 生涯一教師」100年の志 を上梓されました。
多くの卒業生の中には、ご存じないお方もおありかと存じますので、ご紹介させていただきます。
「松籟会会報」 のご案内より
高校で、竹下定蔵先生に習ってから社会が好きになった、と言うお方は多いのでは。
あの講義を「もう一度聞きたい」と言う卒業生の希望から始まった講座が、30年を超えて続いています。
現代の出来事も絡めながら、歴史を無味乾燥な記録ではなく「人の営み」として、解りやすく語ってくださるのが竹下流。
生徒の最年長は80代。先生も来年は100歳を迎えられます。いつまでもお元気で続けていただきたいものです。
先生は5月に 著書「われ生涯一教師」を上梓 されました。と紹介されておりました。
「あとがき」 前松籟会会長 松井様
竹下定蔵先生と声に出し、お呼びするだけで、あの貧しくはあったが、明るい元気な頃が目に浮かぶ。
次々に襲って来た学び舎での苦難の日々(空襲で焼失など)は、語り尽くせぬが、どんな苦境にあっても乗り越えられる自信を持つことができました。
教室だけでなく校外での活動や、旅での学びの中で、竹下先生はいつも一緒で飄々として生徒と共に学んでくださった。
「先生とはかくあることよ」と、いつも心に思っていた。
年月は過ぎ、松波公民館での講義に、一心に耳を傾け先生の歴史の時間に身を置くと、単なる昔語りでなく、現在の次々に起こる事件を、
歴史上の事柄につなぎ広く解説してくださり、ご自分の希望と、どう対処したらよいかを話題とされ、学生の頃に帰ることが出来た。
その学びの日時を何とかしっかりと記録し、多くの人々に知らしめることが出来たらどんなに素晴らしいかと、望外の願いをもって先輩がた諸姉に語らい、先生にお願いし
無理を通していただき、この本は出来たのである。
中 略
同窓会役員諸姉のご協力をいただいて多数の方々にお声かけが出来たことは重なる喜びとして、心より感謝するものである。と結ばれておりました。