源氏物語54帖、色鮮やか料紙に 書家・右近さん 平等院に写本奉納
http://kyoto-np.jp/article.php?mid=P2009062000132&genre=J1&area=K00
平等院の神居文彰住職は、「単に千年前をトレースするのではなく、新しい『源氏』が生まれたととらえている。
次の千年のため、平等院がある限り、寺の宝物として残したい」と語る。平等院は来春、写本を展示する予定。と書かれておりました。
詳しくは上記HP、他の記事をご覧頂きたく存じます。
書道教室に於いて新聞記事を受け、再び 右近 正枝様 作品集 を拝見させて頂く機会に恵まれました
初めての感激の日 それは今年5月の連休明けのお稽古日
右近正枝かな個展 源氏物語 「五十四帖」 を書く
日 時 5月5日 (火) ~ 10日 (日)
場 所 銀座 鳩居堂
のご案内に先生がお伺い致しました折の言葉に成らない程に感激されたお話を頂きました事でした。
又、先生が記念にいただきました 作品集「源氏物語」 の完写にいどむ を一人一人が実際に手にして拝見させて頂き、余りにもの素晴らしさに皆、絶句状態になりました。
先生のお話に、この写本を作った方は岐阜県大垣市在住の書家 右近正枝様。長い年月を平安の古筆を学んできたお方です。
仮名文字の書家にとって 「源氏物語」 筆写 は究極の目標といい、技術、健康が充実しているうちにと4年前に思い立ったそうです。
料紙は有名な料紙作家の大貫泰子様に製作を依頼されたそうです。
大貫さんは継ぎ紙、色紙、金銀の切箔(きりはく)・ 砂子など平安以来の技を駆使した写経料紙1100枚を1年半かけて作成。
筆は、十五世藤野雲平作の 紙巻(かみまき)筆 を150本用意され、墨は30~40年前に作られた国産の 油煙墨 を用意されましたことをお伺いいたしました。
ただ素晴らしい の作品鑑賞に終わる事なく、この度「平等院に奉納」の記事に、再び作品集を拝見させて頂く機会に恵まれました。
金銀箔がちりばめられ、季節ごとにその艶やかさを表現されたきらびやかな料紙に描かれたと申しましょうか、素晴らしい作品に現代離れした書の芸術「優雅なかなの世界」に
ひととき身を置くことが出来ました幸せ、佳き師に出会えました喜びに感謝を申し上げました書道教室の一日でございました。