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奈良だよりのご紹介 ー 12 ー

2015年06月18日 22時40分28秒 | 奈良だより
奈良の前田様からNHK連続テレビ小説 「マッサン」 のロケをした教会のお写真と解説を頂きましたので御覧頂きたくご紹介させて頂きます。

この度、奈良県田原本町の寺内町をウォークして来ました。
田原本町には、弥生時代の大規模環濠集落の「鍵・唐古」遺跡が存在しますが、今回は寺内町と領主の陣屋跡が残る地域を歩きました。
賎ケ岳七本槍の一人として活躍した、平野権平長泰が豊臣秀吉から、大和の国十市郡七ケ村五千石を拝領し、廃藩置県の明治四年(1871)まで、豊臣子飼いの大名として小身ながら江戸時代を10代の領主が生き抜きました。
《慶応四年(1868)廃藩置県を目前にして、明治新政府に働きかけて1万石に加領され、晴れて大名となって廃藩置県後東京に移住して男爵に叙せられた。》
初代長泰は、本願寺派の教行寺に寺内町を築かせて、その経営を委ねましたが、その後二代目長勝が入封し、寺内町の東の寺川沿いに陣屋を築造し、直接領地の経営を行いました。
旧陣屋跡は大部分が田原本町役場になっていますが、明治28年(1895)に建てられた日本聖教会田原本聖救主教会もあります。
現在の建物は昭和8年(1933)に建てられたもので、木造平屋 切妻造り 屋根は桟瓦葺きで、鬼瓦の紋には十字架がついています。
玄関妻側の窓は色ガラスがはめ込まれ、桟は十字架をかたどっており、昭和初期当初の面影を留めています。
この教会は、NHK連続テレビ小説「マッサン」のロケ地として使用され、エリーとキャサリンが子供たちにオルガンを弾いて歌を教えるシーンなどの撮影が行われたところです。


            
領主平野霊廟              二代目長勝の霊廟                  教  会
妻側の窓に色ガラスがはめこまれ十字架の桟でかたどられています         教 会 内 部
コメント (2)
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