被爆から78年目の長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典
2023年(令和5年)8月9日(水)午前10時45分から午前11時35分まで 場所:出島メッセ長崎(コンベンションホール) 主催:長崎市
台風6号接近のため、長崎市は、8月9日に行われました長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典は会場を出島メッセ長崎に変更し、主催者のみで大幅に縮小して実施しました。合掌
原爆が投下された午前11時2分に行う「黙祷」や、鈴木史朗市長が初めて読み上げる「平和宣言」は実施しました。
また「原爆死没者名簿の奉安」と「献水」は市長一人で行い、 平和祈念式典が屋内で行われるのは60年ぶりです。 (以上はネットより)
式典は出島メッセ長崎(コンベンションホール)において60年ぶりに屋内にて行われました
式典斎場 「原爆死没者名簿の奉安」
「献水」は鈴木 史朗市長が代表にて捧げました
「献花」は鈴木 史朗市長をはじめ来賓・遺族代表者も捧げました
原爆が投下された午前11時2分「平和の鐘」と共に参列者が「黙祷」を捧げました
「平和の鐘」を鳴らした被爆者代表3歳で被爆されました 三田村 静子様 午前11時2分「平和の鐘」と共に黙祷を捧げる市民
「長崎平和宣言」を述べられました 長崎市 鈴木 史朗市長
1945年8月9日11時2分 長崎の上空で炸裂した1発の原子爆弾により 放射線の影響による苦しみや不安を今なお抱えています
その年のうちに7万4千人の命が奪われました 『78年前に原子雲の下で人間に何が起こったのか』という原点に立ち返り
『今核戦争が始まったら地球に人類にどんなことが起きるのか』という根源的な問いに向き合うべきです。日本政府には被爆者援護のさらなる充実と一日も早い体験者の救済を強く求めます
放射能の影響による苦しみや不安を今なお抱えています 核兵器廃絶と世界恒久平和の実現に力を尽くし続けることをここに宣言します
「平和への誓い」を読む被爆者、工藤武子さん(85)=熊本市=は80歳を目前に、紙芝居を使った語り部活動を始めた。生涯にわたり家族の体をむしばんだ原爆への怒りと、
核兵器のない未来への希望に突き動かされている。「世界の子どもたちが二度と同じ苦しみに遭うのは許せない」と語りました。
「平和への誓い」を述べられました被爆者代表 工藤 武子様(85歳) 7才の私は爆心地から約3キロの片淵町の自宅で母や姉弟2人の5人で食卓を囲んでいました
突然強烈な閃光が走り皆一斉に庭先の防空壕に駆け込んだ次の瞬間・・・しばらくして壕を出てみると縁側のガラス戸は跡形もなく壊れ畳は跳ね上がり食卓はひっくり返っていました
たった一発の原爆で長崎ではおよそ7万4千人、広島では14万人が亡くなりました 生き残った人々の多くも今なお様々な後遺症に苦しんでいます
核戦争を起こさないために唯一の戦争被爆国である日本は今こそ広く世界に核兵器の非人道性を伝え・・・ 核兵器廃絶しかないと強く訴えるべきです