9月号の臨書手本
粘葉本とは http://jpclassic.art.coocan.jp/menu023.html
粘葉装(でっちょうそう)という帖の作り方では、糸を用いずに糊だけで綴じる。
一枚の紙を二つに折ったものを次々に重ねていくのだが、このとき折り目から約五ミリほどに糊をつけて貼り合わせる。
したがって、折の内側の見開きは一枚の紙なので百八十度開くが、折の外側の見開きは糊代の分だけ紙面が狭く、百八十度完全に開くことはできない。
粘葉本を開いて行くと、開ききる頁とどうしても浮き上がってくる頁があるのはそのためである。
このような冊子の装幀方法を粘葉装と呼び、この方法で制作された冊子を粘葉本という。(HPより)
9月7日(木)に秋季昇段試験 → 「かな条幅の部 五段~準初段」 に臨書 高野切第一種 ・ 創作 俳句 ・ 創作 短歌 の3作品提出完了にホットし、月例の練習作品を持参して
お教室にお伺いいたしました。
お稽古は筆を持つ前に先ず、『粘葉本(でっちょうぼん)和漢朗詠集』について、先生がご持参の初版『粘葉本(でっちょうぼん)和漢朗詠集』の「粘葉装」仕上げの本を
拝見いたしながら、粘葉本(でっちょうぼん)の読み方、意味、作り方などを学びましたので「作り方」をHPよりご紹介させて頂きました。
又、かなの学び方、二行書き、ちらし書きなどのご指導も頂きました。
9月号提出作品は 1.漢 字 天實為之(天實(てんじつ)に之を為(な)せり)
2.か な 初霜に負けて倒れし菊の花(正岡子規)
3.臨 書 『粘葉本(でっちょうぼん)和漢朗詠集』 から1首(掲載作品)
4.かな条幅 こちらむけ我もさびしき秋の暮
5.漢字条幅 歳月人間促 煙霞此地多 殷勤竹林寺 更得幾回過
6.ペ ン 字 はがき大に規定文字を書く
ですが、どうしても漢字条幅の作品が提出できませずに勉強不足を反省しております。
こんなに詳しくは知りませんでした。
これでいろいろな謎か解けました。
ありがとうございます。
書道を学びませんでしたら「でっちょうぼん」と読めず、関心もなかったと思います。
先生は大学で書道を学んだお方ですので文献も多くお持ちで
古典鑑賞が変わるたびに詳しくご指導を頂いております。
HP拝見させて頂きました。
書道も奥が深いですね~難しい文献の
ことはわかりませんが粘葉本、初めて
勉強いたしました。
60過ぎの手習いにお手本を真似して書くことのみにご友人のように創作文字が書けません。
筆を持つばかりでなく書道史なども学びますが高齢になりますとなかなか覚えられません。
粘葉本の初版本は先生がどうぞとおっしゃっても怖くて手に取れませんでした。