クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

安中三角点探訪(3) (改) H-21-12-6

2009-12-06 17:58:50 | 三角点・宮標石その他標石
今日も飽きずに三角点、但し午後は多忙につき午前中のみ。
多忙と言ったつて何処かに出かけるわけではない。二時からは
ラグビーの関東大学対抗戦で母校の優勝を見届けなくてはならないし
三時からはゴルフ日本シリーズでの遼クンの賞金王決定シーンを
見たいだけのこと。

(6)三等 點名・新山 278.09m N-36-18-05-1 E-138-56-58-8
 安中市大谷字新山



先日と同じにR—10を南下、富岡との境界から2.3Kの藤木信号で
左折。ここからはR-49(藤木・高崎線)を3.5K走ると丁字路。
ここは富岡・安中・吉井の分岐点で左右への道はR-171(吉井・安中線)。
三叉路の右に吉井・上奥平の道標。



安中側の角にお地蔵様。



その脇に「みちしるべ」があり四面に刻字があるが「右高崎板鼻方面」
とか「左下奥平吉井方面」などの文字しか読み取れない。しかし、
「道」ではなく「方面」とあるので、さして古いものでは無く恐らく
大正末から昭和初期のものだろう。或いは戦時中に盛んだった
青年団活動の一環か?



吉井側の屋根つきの待遇を受けているのは、大形で上半分に仏像、
下半分に道しるべらしいが、「右」以外の文字が判らない。
後日調査予定。

追記:
萩原進著「みちしるべ」より
場所は吉井町上奥平字大黒。舟形石像は「如意輪観音」。
その下に刻まれた道しるべは「右東北高崎道、右西富岡下仁田路、
左南小幡、福島途」であり「みち」を「道・路・途」と使い
分けているのが特徴。裏面には道標建立の由来と建立者・高崎
中紺屋町の「勘兵衛ほか」の名が彫られている。




さてそんな余所見はさておいて、肝心の三角点はこの丘の上。
だが、雨上がりにこんな藪はご免蒙る。



尾根の垂れを探しながら大黒方面に百㍍弱、ちゃんと山道があつた。
多分、安中・吉井の境界線。道は緩やかに丘の上に伸びている。



頂上らしい切り払われた場所で難なく三角点発見。この道は更に西へ綺麗に
延びていた。





(7)四等 點名・下間仁田 203.4m N-36-18-45-2 E-138-53-48-3
   安中市大竹字清水久保 



一旦、R-18に戻って西進、「下野尻」信号から斜め左に入って
旧中山道のR-125(一本木平小井戸安中線)を進み、安中郵便局先の
「伝馬」信号を左折してR-212(安中富岡線)、新島学園を過ぎ、
踏切を渡って「野殿」信号を右折して南進。
この看板辺に路傍駐車。矢印とは反対の西への細道に入る。



今時、珍しくなった桑畑の中で簡単に三角点発見。





(8)四等 點名・下平 205.69m N-36-18-26-3 E-138-53-06-5
安中市鷺宮字下平



更にR-212を南下、上平で右折して最初の四つ角で切り返しで
北上。大きな車道との合流点に駐車して目印の繁桂寺を探すも
看板も無く、山手にあるらしく道路からは判らない。
近くに墓地に通ずるらしい山道を発見、石像が並んでいた。



こんな道を山手に登るが轍跡もあるので農道だろう。



現地は竹薮だった。慎重に観察して入れる隙間を探す。



僅かの距離で発見。土壌が流されてしまったのか、背高クン。





(9)四等 點名・日影 243.72m N-36-17-34-3 E-138-53-04-0
   安中市鷺宮字下林



再びR-212に戻って南進、「上間仁田」信号で右折して直ぐに
「南安中農免道路」へ。路傍にある筈なので気楽に現地に駐車。
だが、予定地は盛り土された畑地で三角点は見つからず。
太い竹棒一本と横倒しにされた「群巾」のコンクリート柱。



その場所のコンクリートの塊に真鍮らしき鋲の打ち込まれたこんな
マーク、何だろう?



国土院の記録では「正常」なのにおかしい。序に上間仁田交差点にある筈の
二等水準点 点名699を探したがこれも空振り。
そこにあつたのは刻字の判読できない「みちしるべ」だけ。




(10)三等 點名・高別当 186.14m N-36-19-33-1 E-138-52-42-2
   安中市高別当字南伊勢原



再びR-18に戻って「高別当」信号でR-48(下仁田安中倉渕線)を
北上、目印の天照寺を探すも見つからない。だが、細道に
入ると墓地群。その脇の細道を進む。



登りきって農地の中を捜すと、個人宅の敷地の中で発見。
珍しく石の土台付き。





ここで正午近くなったので大急ぎで帰宅。予定のシーンが見られて
至極満足。遼クンは既に昨日の時点でほぼ決まっていたが
ラグビーの方は前半で3-14の劣勢でハラハラ、だが終わってみれば
16-14での大逆転で二年ぶりの優勝。次は全国学生選手権が待っている。
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