汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

みやすけの詩 黒

2008年11月10日 | 初期中期の詩

吸い込まれる感じ
僕が僕でない感じ

何かが降ってくる

暗い部屋の中には
僕の溜息だけが
音を立てている

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みやすけの詩 鼓動

2008年11月10日 | 初期中期の詩

湧き上がる泡が一つ
寂しさの泡がまた一つ

水面の荒々しさは
ここではただの小さな揺らぎ

ゆらゆら揺れながら
今にその小さな指先で
今を確かめながら

果てしなく続く漆黒の闇の中で
小さくなりながら
ゆっくり
ゆっくり

静かに小さな鼓動を聴いている
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