汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

みやすけの詩 森の人

2009年02月12日 | 初期中期の詩
流離う旅の途中
ふと見つけた安心感

森がささやき
小鳥が梢で休んでいる

周りの空間の包容に
僕の気持ちは安らいでいく

心の内のどこかで
また別れる季節の寂しさを
秘めている

流離う旅の途中に落としてしまった
気持ちのかけら
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みやすけの詩 赤

2009年02月12日 | 初期中期の詩

ろうそくの炎が小さく揺れ
夕闇に心は沈黙する

世界に落ちぶれて
僕はあなたの真っ赤な唇に
唇をそっと重ね合わせる

喜びが僕を支配し
あなたは僕の手を取って
どこまでも引きずってゆく

闇が世界を覆う
ろうそくの炎が小さく揺れ

僕たち二人の間を
ほのかに照らしだす
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