汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

みやすけの詩 流れ

2009年02月17日 | 初期中期の詩
流れはいよいよ本流へ
澄んだ水に流されて
漂う一枚の葉

夜空を見上げて星を眺め
息をたっぷりと吸って
全身に循環を作る

太陽は昇ってはまた沈む
命のサイクルに
身をゆだねて

川を下り
いつか大きな海原に
たどり着くまで

流されるだけ
ゆっくり

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僕らはただ流れることしかできないと思っています。
何かを残したって、それはまた形のないものへと崩れていく。
この川の流れには逆らえなくて、何をしようにももがくだけ。
いつか大きな海に帰るその時を待つしかないと思っています。
ソクラテスか誰かが言っていたことだけど、
「人生は死ぬまでの暇つぶしだよ」というのをどこかで聞いたことがあります。
僕は、ホントその通りだなと思いました。
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みやすけの詩 革命

2009年02月17日 | 初期中期の詩

闇に煌々と照らす赤い光
舞い込む炎に身を焼かれ
荒れ狂う人々
光は閉ざされ
狂気の狭間に追い込まれる

一瞬の希望にも見放され
その場に立ち尽くす
空からは雨が降りしきり
私の頬を濡らす

町は燃え尽き
あとに残るのは
形骸化した理想の産物

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ショパンの革命のエチュードを聴いてイメージしたものです。
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