汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

みやすけの詩 運命

2009年02月23日 | 初期中期の詩

欲望に根を生やして、息を荒げ猛進する形骸化したシステム
光の痕跡も見当たらず、精神の躍動
未来に光を当てて、見える漆黒
夜道を彷徨い、寒さに身をすくめ、見上げれば月が出ている
僕は瞳を伏せて、息を凝らす
こころの中に積もる雪の冷たさに、体は体温を奪われる

見渡せば、見える混沌とした世界
空気は嵐になり、木が倒れ、大地は削られ
空の向こうには、太陽が輝いている
霞む視界に、取り残される僕

ひたすら前を向いて、進み続ける
手からこぼれ落ちた希望も、今は空虚に
道は果てしなく続き、その先に綻ぶ運命に
僕は位置づけられ
流れていく

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