汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

みやすけの詩 飛行

2011年01月06日 | 初期中期の詩
悲しい言葉を囁くとき
人は何かを抱き締める
幸せの足音を聞く事も出来ず
流される事しか出来ない盲目に陥った青年よ

大空には絶え間ない流線が流れている
それは胸の中に秘められた願い

愛に焦がれて 溜息が洩れる
静寂の中で眠っているあなたの存在が
私の孤独に 明かりを灯すから

あなたが生まれて 世界が疼きだす
終息する事の無い波乱に向けた怒りは
決して揺るがない想いに 寄り添うから

さよならを云う前に 少し考えさせてほしい
それは涙が押し寄せる防波堤になる
あなたに弱さなど見せたくないから
それが私にとっての 愛情だから

酔い痴れる気持ちは あなたの頬にかかった涙に
滔々とした気持ちを起こさせる

いじらしい問答の果てに 垣間見る歓びに
あなたはいつでも笑顔を絶やさずにいた
それは集積していく 記憶の形
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