汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

みやすけの詩 明かりの下

2011年01月26日 | 初期中期の詩
抱えきれないモノを背負いながら
歩き出した道に 雪がちらついている
寂れた街は 滔々と流れ行く河の様で
辺りには敗北の後の涙が滴っている

夜が来るのを待っていた
君が夕暮れの中で泣いているのを見て
激しくなる鼓動を抑えられない

押し殺した言葉は数知れず
夕間暮れが見せた夢の続き
この眼の中で凍えている

咲いては散って行く
行違った事に後悔しても
闇雲に拡がる奇跡を待ち侘びる

もう一度見せてみて
縮れてしまった心に降り積もる雪は
新たな萌芽を夢見ているから
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