汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

みやすけの詩 憶病

2011年01月10日 | 初期中期の詩
頬杖をついている君の姿
明け方のような開放感に包まれて
空は小さな溜息を吐きかける

もう二度と戻れない途に
連なっている花の姿が やけに侘しい

選び取った葉書に描いた心
散って行くものを 確かな接吻で確かめる

物悲しい記憶に すり替えられて
魂は新たな鼓動を 始める

どうしてだろう
涙が溢れては 想い出す 偽りの日常
手に持っているものは ただ一つの想い出

繰り返された憎しみは この胸の中にこだましている
老婆に似た光
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