汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

みやすけの詩 意味

2009年02月18日 | 初期中期の詩

意味を走り回って探している
石の下にあるのかな
草むらの中は

あちこち探し回るうちに
大抵海に出る

地平線の向こうに
あるような気がする

手を伸ばそうにも届かない
地平線の先に
生きる意味を探す
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みやすけの詩 こころ

2009年02月18日 | 初期中期の詩

彷徨う道のなか
揺らめく感覚に酔いしぐれ
雨を体に受けて
心もやがて風化する

道は果てしなく続いていく
僕は落ちている石を持ち上げ
遠い記憶を透かしてみる

そして川の流れに乗って
旅をする

時間をかけて
ゆっくりと

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みやすけの詩 流れ

2009年02月17日 | 初期中期の詩
流れはいよいよ本流へ
澄んだ水に流されて
漂う一枚の葉

夜空を見上げて星を眺め
息をたっぷりと吸って
全身に循環を作る

太陽は昇ってはまた沈む
命のサイクルに
身をゆだねて

川を下り
いつか大きな海原に
たどり着くまで

流されるだけ
ゆっくり

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僕らはただ流れることしかできないと思っています。
何かを残したって、それはまた形のないものへと崩れていく。
この川の流れには逆らえなくて、何をしようにももがくだけ。
いつか大きな海に帰るその時を待つしかないと思っています。
ソクラテスか誰かが言っていたことだけど、
「人生は死ぬまでの暇つぶしだよ」というのをどこかで聞いたことがあります。
僕は、ホントその通りだなと思いました。
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みやすけの詩 革命

2009年02月17日 | 初期中期の詩

闇に煌々と照らす赤い光
舞い込む炎に身を焼かれ
荒れ狂う人々
光は閉ざされ
狂気の狭間に追い込まれる

一瞬の希望にも見放され
その場に立ち尽くす
空からは雨が降りしきり
私の頬を濡らす

町は燃え尽き
あとに残るのは
形骸化した理想の産物

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ショパンの革命のエチュードを聴いてイメージしたものです。
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みやすけの詩 空へ

2009年02月14日 | 初期中期の詩



透きとおる日差し
小刻みに揺れる木漏れ日
空に流れる雲は何処へ
時をゆったりと感じ
思いを深く胸に刻む

今高く飛び立て
自由な空を追い求めて
翼を可憐に広げ
どこまでも飛んで行け

遠くを見わたせば
何が見えるのかな

青さが続く
この空の果てに
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みやすけの詩 宙

2009年02月13日 | 初期中期の詩
遠くを見透かして。空高く舞い上がると、
青色はだんだんと、漆黒の色合いを強めた
雲を抜けて、空気さえも感じられず
僕の体も強張りはじめた
太陽が見える

「眩しい…」

太陽は遥かかなたに、僕らの住む地球にライトを当てる
宇宙空間に偏在する太陽系第三惑星地球
僕は手を伸ばすよ
めいいっぱい伸ばして、あなたの頬に伝う涙を拭うよ
太陽に照らされながら、空間をさまよう
光はやがて途絶え
この宙と同じ色に染まる
僕は心の中で呟いた
乾いた声色
僕は宙に漂う
漂って、流れて、僕は無に還ってゆく
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みやすけの詩 森の人

2009年02月12日 | 初期中期の詩
流離う旅の途中
ふと見つけた安心感

森がささやき
小鳥が梢で休んでいる

周りの空間の包容に
僕の気持ちは安らいでいく

心の内のどこかで
また別れる季節の寂しさを
秘めている

流離う旅の途中に落としてしまった
気持ちのかけら
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みやすけの詩 赤

2009年02月12日 | 初期中期の詩

ろうそくの炎が小さく揺れ
夕闇に心は沈黙する

世界に落ちぶれて
僕はあなたの真っ赤な唇に
唇をそっと重ね合わせる

喜びが僕を支配し
あなたは僕の手を取って
どこまでも引きずってゆく

闇が世界を覆う
ろうそくの炎が小さく揺れ

僕たち二人の間を
ほのかに照らしだす
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みやすけの詩 島唄

2009年02月09日 | 初期中期の詩
涼やかな風にあおられ
島唄の哀愁に心揺さぶられ

空の青さは悠久の昔から
心に宿るのは
郷土での親友との戯れ

花咲き誇る
大地の麗しさを
これからに照らし合わせる

涼やかな風にあおられ
島唄口ずさめば

哀愁の心に宿る
一輪の花

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「花」っていう曲、いいね。
youtubeで聴いた時は感動したな…
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みやすけの詩 駆ける

2009年02月06日 | 初期中期の詩

一瞬の光のように
どこまでも駆け抜けていく

鬱屈した気分を胸に秘め
絶望に浸りながら

朝日に身体を濡らし
巡り巡る時間の流れにもまれて

駆け抜けていく

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