健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

へその緒幹細胞

2016-02-01 08:30:17 | 研究
へその緒(さい帯)に多く含まれる幹細胞を利用した治療薬の開発が始まるそうです(YOMIURI ONLINE)。さい帯の幹細胞を使った薬の開発は国内で初めてだそうです。計画では、妊婦の同意を得た上で出産時にさい帯を提供してもらい、「バンク」に凍結保存。その後、さい帯の幹細胞を培養し、点滴用の薬として加工するそうです。治験は、血液がんで骨髄移植などを行った後に、肝臓障害や下痢などが起こる急性の移植片対宿主病(GVHD)の患者が対象で、命にかかわる合併症で、開発を目指す薬で肝臓や腸などの炎症を抑えるのが目的のようです。通常行われるステロイド治療で改善しない重症患者10人程度に点滴し、安全性などを確かめるそうです。国の承認を得て、2016年度にも安全性や有効性を確かめる臨床試験(治験)を始め、20年頃に製品化を目指すというだそうです。
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