アリの集団が長期間存続するためには、働かないアリが一定の割合で存在する必要があるとの研究成果がScientific Reportsに掲載されたそうです(YOMIURI ONLINE)。これまでの研究で、アリの集団には常に2~3割、ほとんど働かないアリが存在することがわかっていたそうです。働くアリだけを集めても一部が働かなくなり、働かないアリだけを集めると一部が働き始めるが、その理由はナゾだったそうです。研究では、様々な働き方のアリの集団をコンピューターで模擬的に作成し、どの集団が長く存続するかを調べたそうでう。その結果、働き方が均一な集団よりも、バラバラの集団の方が長く存続したそうです。働くアリが疲れて動けなくなった時に、普段は働かないアリが代わりに働き始めるためだそうです。実際に8集団1200匹のアリを観察すると、働くアリが休んだ時、それまで働いていなかったアリが活動し始めることが確認できたそうです。
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