小児がんの3割強を占める小児急性リンパ性白血病で、特定の遺伝子によって抗がん剤が効き過ぎる体質になることが明らかになったと、Nature Geneticsに発表されたそうです(YOMIURI ONLINE)。その遺伝子は「NUDT15」で、通常型と変異した三つの型があり、三つの型は抗がん剤を分解する能力が低いために、抗がん剤が効きすぎることが判明したというもの。日本人の3人に1人がこの特異な型を持っていることも明らかになったそうです。急性リンパ性白血病は、白血球の一種のリンパ球ががん化して異常増殖する病気で、治療ではまず7か月、抗がん剤4、5種類を投与して、がんの大半を死滅させ、その後、1年5か月かけて、毎日、抗がん剤「6メルカプトプリン」を投与して、残っているがんを少しずつ減らし、再発の芽を摘むというものだそうです。
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