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9月23~25日はまたしても3連休、シルバーウィークの後半です。
しかし、またまたやってきた台風!
今度は15号で、勢力は弱いが雨が凄いことになりそうな予感。
実はウィークデーから海外のお偉いさんたちが来日していて、
ぐっちゃんの上司であるシンガポールから来たエドさんは、
この3連休を日本で過ごし、翌週も日本で仕事の予定でした。
他のビジターはみな週末前に帰国してしまっています。
つまり、3連休彼は1人で東京に滞在しています。
日本人の上司であるヤスさんから「何かイベントを考えて」と言われたぐっちゃん、
実はエドさんの趣味は釣りなんです。
つまり、「釣りに連れて行け」という依頼ですね。
そして台風14号、さらに15号の連チャン攻撃。
エドさんがジギングをやりたがっていることは承知していましたが、
さすがに海は絶対無理!
自殺行為です。
では、なにがいいか?
ワカサギやテナガエビでは、その良さがわかってもらえないでしょう。
ここは、
「エリアトラウトしかない!」
というわけで台風14号で被害を受けた後、22日から営業再開していた、
「うらたんざわ渓流釣場」に行くことにしました。
理由ですか?
自然の中で釣りができ、しかも高確率で釣れるから。
我が家の次女でも14尾釣るくらいですから(笑)
ちなみにリヴァスポット早戸も考えたのですが、
こちらは台風14号の被害から復旧できず、営業をやめていました。
参加者はエドさん、ぐっちゃんの他、同僚でもあるO君、そしてヤスさん。
23日は東京見物&宴会、25日はヤスさんがゆっくり休みたいというので、
24日に決定しました。
ただ、22日~23日にかけて天気予報がどんどん悪化し、
24日は近畿から北日本まで大雨予報。
日程変更を申し出たものの、ヤスさんの「決行!」の一言で、
台風に立ち向かうエリアトラウト部隊が出来上がりました。
ぐっちゃん以外はエリアトラウト初体験なので、
ぐっちゃんが3タックル用意し、必要なら1つはレンタルしようという事に。
うらたんざわ渓流釣場は釣りをしない人は入場禁止なので、
1人だけ釣りをしないでビールを飲んでいる、というわけにはいかないんです。
その1人、というのはヤスさんですね。
4:00にO君宅に行って、
4:40にヤスさんを拾い、
5:15にエドさんを新宿のホテルに迎えに行きました。
ランドクルーザープラド、そしてロッドホルダーに納まったタックルを見て、
エドさんはやる気満々!
「おお、小さいリールだな、ロッドも柔らかいし…」
ちなみに来日直後エドさんは、
ジギングで釣った60cmクラスのクエの写真を自慢げに見せてきたので、
ぐっちゃんはこの写真を見せて黙らせました(爆)
そのせいか、過剰に気合が入っています。
「ぐっちゃん、今度の釣りはリールは何番を使うんだ?8000番か?14000番か?」
「2000番」
「ラインは何ポンドなんだ?50ポンドか?100ポンドか?」
「5ポンドくらいかな」
「・・・(。´・ω・)?」
「もちろんステラなんだよな」(彼はシマノファンだそうです)
「いや、バイオマスターマグネシウム」
「・・・(。´・ω・)?」
22日の木曜日にこんな会話をしたとかしないとか…。
実はぐっちゃん、予定より早く2:30に豪雨の音で目が覚めました。
自宅を出るころには雨は納まっていましたが、
ヤスさん、エドさんを迎えるころには予報通り激しい雨が降って来ました。
「これはまずいかも…」
うらたんざわ渓流釣場はその名の通りストリームタイプの自然の川を利用した管理釣り場なので、
雨が降れば増水しますし、濁りも入ります。
ぐっちゃんの予想では、今回の台風で24日の昼頃には増水し始めるだろう、
従って雨の中午前中だけ釣りをして、
釣り場が閉鎖されて昼には納竿かな、と思っていました。
午後から天気は回復する傾向でしょうが、
川は一度増水して濁ってしまうと2~3日は釣りになりません。
予定より少し遅れて6:30頃にうらたんざわ渓流釣場に着きました。
実は到着する前から道志川や神の川の様子が渓谷の下に少しずつ見えて、
想像はついていたのですが、
(24日のうらたんざわ渓流釣場のFacebookより引用)
もはや釣場ではなくなっていました。
泥色に濁り、大増水して、
写真でもわかるように対岸へ行くこともできなくなっていました。
(ちなみに14号では、この橋が濁流に飲まれ流されたそうです)
少々雨が降っても、笹濁り程度ならかえって好条件と思って来てはみたものの、
状況を見にやってきた唯一のスタッフさんから、
NGのサインを出され(というか、何で来たんだよ、という冷たい目)、
当初の計画は完全に崩壊しました。
実はうらたんざわ渓流釣場が台風14号の被害から復活できない時は、
栃木県方面のポンド型エリアトラウトへ行こうと思っていたのですが、
ここまで来てしまってはもう栃木県まで移動は勘弁です。
どうせなら西方面に行った方が早く天気は回復するだろうと思い、
山梨県方面のポンド型エリアトラウトを探すことにしました。
なんとなく、
「小菅トラウトガーデンは素人でも釣れるし、でかいのも釣れる」
というネット評価が頭の隅にあって、
調べてみると少し距離はありますが、何とかなりそう。
O君が電話で営業しているか確認すると、
大丈夫との返事。
めでたく小菅トラウトガーデンへ行くことにしました。
うらたんざわ渓流釣場から小菅トラウトガーデンへはけっこう距離がありますし、
どちらも山奥なので峠道を長ーく走る必要があります。
1時間半くらいはかかったと思いますが、
9:00少し前に小菅トラウトガーデンに到着。
うらたんざわ渓流釣場で一旦ピークに達したエドさんの釣り欲は、
ここで再びピークになりました。
いの一番に車を降り、レインウェアを着こみ始めます。
もう引き返せませんね。
長ーい前置きにお付き合いいただきありがとうございます。
受付です。
既に9:00近いので、5時間券で十分だという事になり(エドさん以外で欠席裁判・笑)、
1人3,300円ナリで5時間券を3人分購入。
うらたんざわ渓流釣場と違い見学可能という事で、
ヤスさんは入場料もレンタルタックル代も不要になりました。
ポンドは小さいのがひとつだけ。
足柄キャスティングエリアを見た時に「狭い!」と思ったのですが、
その足柄キャスティングエリアの3分の1~半分くらいのイメージです。
定員10名という感じかな。
10名以上になると投げる場所がなくなる感じですね。
ただし、魚影が濃いし、台風後なのに水質はクリアです。
大きいのもけっこう泳いでいますし、
魚はいるけど縦釣りやデジ巻きをしないと釣れない足柄キャスティングエリアに対し、
小菅トラウトガーデンはスプーンのただ巻きでもけっこうアタリはあります。
そういう意味ではより素人向きかもしれませんね。
我々のチームです。
手前からO君、エドさん、ヤスさん。
ヤスさんはスマホをいじったり散歩したりして過ごしています。
お、釣れました。
実はこれの前にO君が30cmオーバーのイワナ、
ぐっちゃんが25cmくらいのイワナを釣り上げたのですが、
いずれもミスってオートリリースしてしまいました。
O君は魚籠に入れようとして、ぐっちゃんはネットの中でうまく写真と取ろうとして、
いずでも魚の反撃にあって池に落としてしまいました。
10:00頃に放流がありました。
大量のニジマスを自動で放流した後、
大物の「甲斐サーモン」をネットで数匹投げ入れていましたね。
慌ててスプーンに変更し、
なんとか乗り遅れずに済みました。
さて、今回の主役ですが、当然エドさんです。
ぐっちゃんは自分が釣らなくてもエドさんには釣らせなければなりません。
でも、ここまでO君のイワナと、ぐっちゃんのイワナ&ニジマスのみ。
やばいなーとぐっちゃんとっておきのクランクベイトを与えてお尻を叩きますが、
なかなか魚が応えてくれません。
ようやくエドさんが笑顔になったのは10:40頃でした。
なんと、45cmはあろうかという甲斐サーモンをゲット!
赤金のスプーンで着水直後にガツンと来たそうです。
はたで見ているとライン切れるんじゃないかと思うくらいのゴリ巻きをしていました。
しかも、ゆるゆるに設定していたはずのドラグがほとんど鳴りません。
どうも、エドさんが自分でドラグを締めたようです。
よく獲れたと思いますが、何とかぐっちゃんがネットに入れて上の写真となりました。
彼はホテル滞在で魚を持って帰れないので、
この甲斐サーモンはリリースしました。
昼近くになって雨はほとんど上がり、
レインウェアを着ていると暑いくらいになりました。
O君はなかなかフッキングさせられず苦戦していましたが、
それでもエリアトラウトの面白さを感じてくれたようです。
まあ、アタリは頻発していましたしね。
アタリも無く釣れない管理釣り場だと、二度と行くかってなりますから、
そういう意味でも小菅トラウトガーデンを選んで正解でした。
天気が良くなったら、お客さんも増えてきて、
定員オーバーくらいになりました。
我々は5時間券で14:00に帰ることがわかっているので、
そのタイミングで何人か入れているようでしたね。
ぐっちゃんは7尾キャッチ、5尾持ち帰りでその中の2尾をヤスさんに進呈。
エドさんは3~4尾キャッチしていたと思います(当然オールリリース)。
O君も2尾持ち帰り。
この中に我々のイワナとエドさんの甲斐サーモンがいないのは残念です。
ただ、勝手な想像ですが、
エドさん的には、
「あのぐっちゃんよりもでかいのを釣ったぜ」
と思っているに違いありません。(事実ですけど)
彼のスマホで写真も撮ってあげたので、
リモート会議の彼の背景がニジマスになっているかもしれませんね(笑)
今回のポンドも、数、サイズとも満足のいくものではありませんでしたが、
水がクリアで魚が多くアタリも多いポンドだったために、
ポンドの攻略法が少しわかったような気がします。
フロートのミノーを漂わせたり、クランクベイトを超スローで引いたりと、
今までとは違う誘い方でアタリが出ました。
半面で、今度こそと思っていた縦釣りルアーには、
ここのトラウトは見向きもしてくれませんでしたね(実力不足か?)
台風、初場所、そして上司接待と、
いつもとは全く違う環境でのエリアトラウトでしたが、
エドさんは甲斐サーモンとのファイトでアドレナリンが出まくったようで、
とても満足してくれました。
甲斐サーモンゲット後の会話です。
「今日仕事したから月曜日は仕事しなくていいよね」
「そんなわけねーだろ」
というわけで、台風の一番ひどい日にもエリアトラウトはできる(こともある)というお話でした。
それではまた おやすみなさい
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